2016.7.29
永井花奈がトップ合格! 21名が新たにプロ入り
<Photo:Arrow Press/Getty Images>
2016年度 LPGA最終プロテストの最終ラウンドが7月29日(金)、山口県の周南カントリー倶楽部(6,599ヤード/パー72)で行われ、通算イーブンパーまでの21名が合格を果たした。トップ合格は通算9アンダーで、東京都出身の19歳、永井花奈。来週開催される『meiji カップ』から、14試合のLPGAツアー出場権(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く)を獲得した。また、合格者には1年以内に行われるステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。(天候:晴れ 気温:32.1℃ 風速:2.7m)
「うれしいです!」ホールアウト後の会見で開口一番永井花奈が安堵の表情で語った。どんな百戦錬磨のプロに聞いても「プロテストだけは2度と受けたくない」と言う。そんな重い雰囲気から解き放たれたような顔をしていた。
永井のアマチュア時代の戦歴には輝かしいものがある。数々のアマチュア大会での優勝。アマチュアとしてツアーに参戦しては、ローアマチュアも幾度となく獲得。極め付きは、高校2年生の2014年に出場した『日本女子オープン選手権競技』での第3位。優勝したテレサルーに2打差に迫る堂々とした成績だ。
永井は今年3月に高校を卒業するとアメリカのシメトラツアーへの参戦と日本のプロテストを受験する“二重生活”を経験。その一方で、主催者推薦により日本ツアーに4戦出場するもアマチュアで出場した時以上の成績はあげられなかった。しかしながら、「海外でもいろんなスタイルの選手がいて、自分は自分でこう回る。自分を作って上手くなっていければ」と言うように何かを掴んで帰国したに違いない。
「全試合に出られるのもトップ通過だけだったので、それを狙おうと思っても難しいので、シメトラに出ようとも」と、アメリカと日本ツアーでもまれたニューヒロインは謙虚な姿勢を見せたが、合格後のアンケートに書かれた『自己PR』には“小さいですが、すごくダイナミックなゴルフをするのでぜひ見てください”と勝ち気な一面が垣間見えた。
永井の出場する14戦に注目したい。
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