ワールドレディスサロンパスカップ　メディアデー開催

　4月14日（火）、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部にて、5月に開催されるLPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』のメディアデーが行われた。コース視察会後の記者会見では大会概要及び、出場予定選手が発表された。

　今年は開催コースが、茨城ゴルフ倶楽部の西コースから東コースに変更される。ディフェンディングチャンピオンの成田美寿々は東コースの印象について、「セカンドショットで高い球と低い球を打ち分けなければいけない」と開口一番語った。「2段グリーンのホールが多い。上にカップが切られていたら、メジャーのセッティングでは手前から転がさなければ、グリーンに止められない。下の場合は高いキャリーボールが求められます」というのがその理由。「特に印象に残ったのは16番。まだどう攻めるかは考えてません」と攻略の鍵となるホールを明かした。

　優勝スコアの質問には、「風が吹かなければ」という前提のもと、LPGA会長・小林浩美は「1日3アンダーを4日で12アンダー」、成田美寿々は「1日2アンダー、どこかでもう一つ獲って9アンダー」と予想した。グリーンのセッティングは、スティンプ12～13フィート、コンパクション23～24に設定。「女子ではボールを止められるギリギリのセッティングになります」と大会実行委員長の原田香里は説明する。茨城ゴルフ倶楽部が最高のセッティングで整える戦いの舞台。選手たちはそれに最高のパフォーマンスで応えることだろう。

　出場予定選手では、2年連続で宮里藍と宮里美香の帰国参戦が決定したことも発表された。宮里藍は今シーズンの日本ツアー初戦、宮里美香は開幕戦以来の参戦となる。今年も二人の宮里が大会を大いに盛り上げてくれそうだ。また昨年米女子ツアーで2勝をあげた22歳、ジェシカ・コルダ（米国）にも注目をしたい。

　ギャラリーサービスでは、今年は大会会場に無料で入場できるエリア「日テレひろば（仮）」が出現する。昨年大好評を得た「ワールドグルメチャンピオンシップ」もギャラリープラザで開催を予定しており、家族揃って楽しめるトーナメントがさらにパワーアップする。また今年は本戦4日間、地上波、BS、CS合計で、21時間の生中継を含む22時間半のテレビ放送が組まれている。会場で生の熱気を感じるか、またはテレビでじっくりプロの技を堪能するか。どちらにしても目が離せない一週間になりそうだ。