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2015.6.19

首位発進の黄アルム あの人気シリーズが救世主に-

 2015年LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が6月19日、千葉県千葉市の袖ヶ浦カンツリー倶楽部 新袖コース(6,584ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目、5バーディー、ノーボギーの67をマークし、首位に立ったのは黄アルム(韓国)。1打差の4アンダー、2位タイにイナリ(韓国)、斉藤愛璃、李知姫(韓国)がつけ、3アンダーの5位タイには、笠りつ子など、5人がつけている。(天候:雨、気温: 19.6℃、風速:5.4メートル)

 アッと驚く首位。今季の自己ベストタイの67をマークした黄アルムは、首をひねっていた。「先週、あれだけ良かったショットがサッパリ。フェアウェイをキープできたのは、半分だけ。でも、パッティングが素晴らしくチャンスをすべてモノにできた」という。前日までの課題は、パッティング。どれほど練習しても不調を克服することができなかった。ただ、スタート前に考えたのは、「もう、これ以上は悪くはならない。グリーン上では、心をカラにして、好きな映画のシーンでも思い浮かべながらストロークをしよう」。その1点だけだったという。この切り替えが奏功。バーディーパットがすべて決まったそうだ。

 「2週前、韓国に帰った時、マッドマックスを観ました。日本ではこれから、公開されるようですけど、すごくおもしろい。イヤなことを忘れさせてくれるぐらい、すごかったですよ。そんなことを思いながらリラックスしました。あすは、大好きなアイアンマンで行きましょうか…」。ジョークまで飛び出し、いい笑顔を見せた黄。やはりプロゴルファーは、好スコアが特効薬だった。

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