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2016.2.23

2016新シード選手特集 第7回 松森 彩夏

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

昨年初めてシード権を獲得し、新シード選手として今季のLPGAツアーに参戦する8名の選手たちを紹介していきます。第7回は、松森 彩夏 です。

松森 彩夏 <マツモリ アヤカ>
1994年5月19日生まれ 東京都出身

 ゴルフを始めたのは祖父の勧めで4歳の時。「私、おじいちゃん子でした。エージシュートをするぐらいの腕前。一緒に遊んでもらう時はゴルフです。最初は、このパッティングを入れたら、何かを買ってもらえる…。ゲーム感覚ですね。あまり記憶にはないけど、きっと楽しかったに違いない。ずっと続けてきたわけですから」。4歳からゴルフと同時進行で水泳も行なった。また、小学生の時、「短距離が結構、速かった。それで学校の代表に選ばれ、西宮市の大会で2位になったことがある。ゴルフでも、瞬発力を生かしたプレーを心掛けています」。

 プロを意識し始めたのは、神戸に住んでいた小学5年の時。「江連忠ゴルフアカデミーに通うようになりました。当時、そこでは、上田桃子さんや、諸見里しのぶさんと一緒に練習をさせてくださった。そういう影響が大きいです。また、さまざまな習い事を幼稚園からしてきたけど、母から"将来は?"と聞かれ、プロゴルファーになりたい、と話しました」。

 アマチュア時代の主な成績は、'08年日本ジュニアゴルフ選手権女子(12~14歳の部)9位、'10年関東ジュニアゴルフ選手権2位、'12年日本女子アマチュアゴルフ選手権ベスト16など。「大きなタイトルは残念ながら、獲れなかった。高校時代は、川岸史果さんと同級生。でも、史果さんはジャパンのメンバーで海外遠征などに出ていた。でも、私は学校です…。そういうことが刺激になって頑張ってきました」。

 '13年のプロテストで一発合格。「失敗は全く考えていなかった。通って当然という気持ちでプレーしたけど、ワクワクしない緊張感ばかりだったことを覚えています」。同年はファイナルQT86位で、'14年はレギュラーツアー9試合に出場した。

 '14年のファイナルQTで11位に入り、'15年ツアーは、初のフル参戦。「アマチュア時代から、いきなり良くなったことはありません。少しずつ昇ってきた」と話したが、フジサンケイレディスクラシックで第1日、単独首位発進。それまでとは違い、大会を通してショット、パッティングともに好調だった。そして、最終日。最終組から2組前、通算7アンダーの首位で最終18番を迎えた。「第2打までは、いつも通りプレーできたと思う。でも、18番のグリーンに上がって、自分がトップにいるとわかったら、すごく緊張した」。3パットで2位タイに。マンシングウェアレディース東海クラシックも第1日単独首位でスタートしたが、2位タイに終わった。'15年は「ツアー初優勝」を掲げたが、あと一歩が。しかし、初の賞金シード権を獲得。ベスト10フィニッシュは5回あったものの、「好不調の波が激しい。もうちょっと、できたという気分が半分ぐらいあります。周囲の方は、よく頑張ったといってくれても、まだまだです」と総括した。

 '16年の目標はツアー初優勝とともに、日々成長。「体重が1キロでも増えたとか、どんなことでもいい。ゴルフだけではなく、日常でも毎日したい」という。気分転換は、映画鑑賞だ。主に休日の月曜日、自宅近くのシネコンへ。「私は、家に籠っているのが苦手です」と話し、その鑑賞方法もこだわりがある。「劇場に入った時は明るくて、出てきたら外が暗いのが苦手です。だから、午前か夜の回と決めている」。

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