2016.3.12
飯島茜が急浮上 18万円パターの明暗
<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>
ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ 土佐カントリークラブ(高知県) 2日目
地獄から天国とは、まさにこのことかもしれない。飯島茜が第1日から劇的に変化を遂げた。「パッティングが別人になった」という。今大会から、18万円のオーダーパターを使用。「パターを替えるのは、とても勇気がいりました。ただ、昨日は本当にひどかったです。1メートルのパッティングが入らない。お先に、で3パットもしました」と恥ずかしそうに打ち明けた。普通であれば、すぐさま元のパターに戻すのが傷口を広げない早道だが、「18万円もしたから…」と、第2日も継続使用。ただし、こんな工夫があった。
困った時は、良いイメージを植え付けるのがいい。そこで、ユーチューブでパッティングの名手と呼ばれる選手の映像を次々に鑑賞した。とりわけ、効果を発揮したのは、ジョーダン・スピース。「カップを見ながらストロークするイメージが、私には特効薬でした。1時間ぐらいみましたね。カップをしっかり焼き付けて、決めたらブレない、を徹底したら、10番では15メートルのパッティングも入った」と満面の笑みがこぼれる。そして、「このコースは私のプレースタイルに合う。クラブを気持ちよく振れるホールが多いし、優勝を目指して頑張るしかありません」。頼もしいひとことで締めくくったのは、スーパーウェポンが最終日も、威力を発揮する自信があるからに違いない。
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