エースで首位！キムハヌルが先週のリベンジへ

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty images＞

　2016年度LPGAツアー第3戦『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』（賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円）の大会2日目が19日、鹿児島県姶良市の鹿児島高牧カントリークラブ（6,423ヤード／パー72）で行われた。昨日サスペンデッドとなった第1ラウンドの競技は7時54分に再開して、9時56分に競技終了。第2ラウンドは組み合わせの変更を行わず、8時30分にスタートして、イーグルとホールインワンを達成したキムハヌルが通算7アンダーで単独首位に立った。1打差の2位は6バーディーの66をマークした大江香織がつけ、3位に通算4アンダーで大山志保がつけている。（天候:曇り　気温:20.2℃　風速:3.0m/s）

　「今日はガマン大会というぐらいパットが入ってくれなかった」。本人がそう表現した一日は、一瞬にして歓喜に包まれた。5番（Par4）で102ヤードのセカンドショットを、バックスピンでショットインさせイーグルを奪っていたものの、そこからは言葉通り我慢のゴルフ。しかし迎えた17番（Par3）で、133ヤードの距離を9番アイアンで振りぬくと、ボールはワンバウンドで綺麗にカップに吸い込まれる。LPGAツアー今季第1号となるホールインワンを奪ったキムハヌルが、華麗に単独首位に躍り出た。

　これで2週連続の首位から迎える最終日となる。先週はその最終日に74と崩れ「今日は何もかもがうまくいかなかったですね」とホールアウト後にコメント。その日は1日落ち込んでしまったというが、「考え過ぎてしまうと良くない。次の試合を頑張ろう」と気持ちを切り替えると、すぐにリベンジのチャンスがやってきた。「先週よりはプレッシャーがありません。それに優勝は楽に出来るものではないということも学びました」とその悔しい経験はもちろん糧となり、今週の強い原動力になっている。「優勝は天が決めること。それよりも優勝争いをしていることがすごく嬉しいです」ととびっきりの笑顔を見せたスマイルクイーン。勝負の最終日、笑う門には福来る－か。