久々の好スタートに比嘉真美子の心中は…

＜Photo:Atsushi Tomura/Getty Images＞

スタジオアリス女子オープン　花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース（兵庫県）　1日目

　34ラウンドぶりの60台。比嘉真美子が好スタートを切った。突出した飛距離を誇っていたドライバーを封印し、今年のツアー出場権をかけたQTに成功。この日もティーショットで無理にドライバーを使うことなく、着実にフェアウェイを捉え、6つのバーディーを奪った。「すごくいいリズムでラウンド出来ました。後半ボギーも2つ来ましたけど、ボギーはあって当たり前だと思っていたので、うまく切り替えられました」。飛ばし屋にとって、生命線であるドライバーを使わない事が、どれだけ勇気の要ることだったのかは計り知れない。

　それでも今シーズンは気持ちの切り替えで一歩ずつ着実に復調気配を見せている。「ここ1～2年いいゴルフが出来なくて、まだ自分なりの普通の状態には戻りきっていません。でも今シーズンは開幕から4連続で予選落ちしてもフィーリングは良いですし、焦りは無いです。今日もまだ余力があるラウンドだったし、ようやくスコアになったという感じです。明日も4アンダーが出るとは思わないですし、しっかり地に足をつけてやりたい」。焦らず、急がず、出来ることからコツコツと。ゴルフ人生はまだ始まったばかりなのだから。