キム ハヌルが盤石のゴルフで単独首位スタート

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　2016年LPGAツアーの第10戦『ほけんの窓口レディース』(賞金総額1億2,000万円)、優勝賞金2,160万円)は13日、福岡県福岡市の福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,323ヤード/パー72)で開幕した。

　通算6アンダーの首位につけたのはキム ハヌル。1打差の2位には原江里菜、さらに3位タイ4アンダーには大会3連覇を狙うイ ボミ、サイ ペイインがつけている。　(天候:晴れ　気温:23.3℃　風速:5.1m/s　風向:北西)

　最近の調子の良さは自分でも自覚していると言うキム ハヌル。アウトコースの1番からスタートすると3番パー4で約8メートルのバーディーパットを決める。これが波に乗るきっかけとなった。続く4番、5番と3連続バーディーを奪うと、後半も3バーディー、ノーボギーの完璧なゴルフを展開する。結局、6バーディー、ノーボギーの完璧な内容で単独首位に立った。

　先週のコースとはグリーンの速さがかなり違うが、その辺りもしっかり頭で理解しているとのこと。「思い切って、自分を信じて（強めに）ストロークしています」。

　今シーズンはこれまで７試合に参戦して、優勝が1回にトップ10以内が5回と驚異的な安定感を見せている。獲得賞金ランキングでは現在トップで、平均ストロークは2位とトップのイボミをわずかな差で追いかけている。

　「今日はいいプレーができましたが、まだまだ初日ですから明日からも頑張りたいと思います」。大会3連覇を目指すボミの前に立ちはだかるのはハヌルかもしれない。