目指せV2！ 5月は吉田弓美子の季節！

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　2016年LPGAツアー第11戦『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が5月20日、愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部石野コース(6,431ヤード／パー72)で開幕する。前日のこの日はプロアマトーナメントが行われた。

　目指せ、女王－。吉田弓美子が連覇を狙ってグングン調子を上げてきた。5月反攻が現実になりつつある。「今シーズンは4という数字にこだわりたい」と宣言。ということで、「4月を私のものに」と漏らしていた。ところが、気合が空回りしたわけではないだろうが、成績はいまひとつ。そこで、仕切り直しの5月となった。なるほど、5月を迎えての吉田は3戦ともに、ベスト10フィニッシュを達成。それも、「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ、ほけんの窓口レディースは、必ずしも得意のコースではなく、むしろ苦手でした。だから、良かったなぁ、と思います。どうして、調子がいいのか、はっきりいって自分でもわからない。ただ、ミスが少ないし、たとえミスをしても、リカバリーをきっちりできていることが要因でしょうか」と自己分析した。

　さて、今回はディフェンディングチャンピオンとして迎える大事な大会だ。昨年は、16年からのルール変更を見据え、トレードマークの長尺パターから、レギュラーサイズにスイッチ。ゴルフ人生最大の勝負をかけたシーズンとなった。通算5勝目は、初のレギュラーサイズパターを使用してのメモリアルV。さらに、サプライズがあった。副賞として贈られた、ディズニー・オン・アイスのスペシャルチケットで極上の時間を過ごしたという。「とにかく、素晴らしい、の一語でした。それも、お金を出しても買えないスペシャルシートです。一緒に出掛けた仲間も同意見」と言葉を弾ませた。ちなみに、仲間とは、渡邉彩香、成田美寿々、川満陽香理、大江香織。「私も頑張るけど、去年一緒だった4人も、こんなにいいことがあるのなら、絶対に優勝したい、と話していた。何といっても、今年はアナと雪の女王のフルストーリーですからね」と付け加えている。プライスレスの特典を目指し、ボルテージが上がった。