1st day プラスワン ～申ジエ～

＜Photo：Masterpress/Getty Images＞

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　六甲国際ゴルフ倶楽部（兵庫県）1日目

　8といえば、末広がり。縁起の良い数字として知られる。8は韓国ではパルで、パルパルといえば、思い出すのはソウル五輪。そのビッグイベントが開催されたのは、1988年だった。このダブル末広がりの年に生まれた、韓国のゴールデンエイジ、4人が今週初め、神戸市内で会食を。「みんなでおいしい神戸牛をたべましょう」と、声をかけたのはイボミ。申ジエ、イナリ、キムハヌルが二つ返事で集まった。「ゴルフの話は一切、しません。ファッション、それから女の子が喜ぶ、楽しい話題です」。そう話してくれたのは申だった。

　もっか賞金ランク1位。今季の目標は賞金女王だ。開幕戦の『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』で、申の両手のひらを見たことがある。マメが何重にもなってオフのハードトレーニングを物語っていた。「子どもの頃に比べたら、練習量が少ない。私は、まだまだです」。元世界ランキング1位でも、常に謙虚な態度を持ち続ける。良く考えてみれば、どんなに強くなっても、謙虚さを忘れないのは、88年生まれ、他の3人も一緒だった。