Final day プラスワン～成田美寿々～

＜Photo：Masterpress/Getty Images＞

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　六甲国際ゴルフ倶楽部（兵庫県）最終日

　クラブハウスのエントランスに最も近い場所に、チャンピオンズパーキングがある。今大会は2013年から設けられた。チャンピオンに敬意を表すためだ。成田美寿々のプレートが目立つ。「いやぁ、光栄です。ディフェンディングチャンピオンは、いろいろなセレモニーがあるのも素晴らしい。でも、自分の名前が記された、駐車スペースは格別。プロ冥利につきます」と笑みがこぼれた。スポーツ界でチャンピオンズパーキングを最初につくったのは、おそらくF1。世界中を転戦する各サーキットでは、前年の年間チャンピオンが最も入り口近くのスペース、次いで前年、そのグランプリを制した選手といった具合だ。

　成田は、連覇へ向け大いに気合が入っていたが、肝心の調子がいまひとつ。最終日は「トータル、アンダーパーで終わりたい」と語っていたものの、目標を達成することはできなかった。「また来年、頑張ります。ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップでも、チャンピオンズパーキングがありました。あの時の気分も忘れられない。ぜひ、全試合、チャンピオンズパーキングをつくってください」。各大会の前年の優勝者はもちろん、前年の賞金女王も…。まさに、ステータスだ。