森口祐子は、1年ぶりの出場　『故郷は格別』

LPGAレジェンズチャンピオンシップ アイザックカップ　小杉カントリークラブ（富山県）

　1年ぶりのトーナメント出場。森口祐子の目がより輝きを増している。「レジェンズツアーといっても、レギュラーツアーへ出場する選手と同じです。どういう目的で試合に出場するか。それは勝ちたいから。いいプレーができるから出場するわけです」。地元富山県出身。通算41勝を誇るレジェンドは、勝負師のオーラを漂わせていた。根底にあるのは師匠・井上清次の教え。「勝たなければいけない。それがプロの心構えと教えられました」と明かす。この日は、ラウンドはせず、リズムを一定にする独自の調整法を。

　「やっぱり地元の試合は格別です。早い時期からこの試合が来るのを指折り数えて待っていた。でも、当週になると、逃げだしたくなる。こういう気分は、なかなか味わえない」と前置きして、「コースの仕上がりがとてもいい。また、レストランで提供してくださる料理がとてもおいしいですね。やっぱり、ふるさとは素晴らしい。同級生が応援にきてもらえるのは楽しみだけど、くれぐれもギャラリーの皆さんは熱中症にご注意くださいね」と、気配りを忘れなかった。

　ちなみに、最終日の23日は、スカイAで生中継。樋口久子、岡本綾子がダブル解説を行う。テレビ解説者としての顔を持つ森口は、「お二人がいらっしゃるのは、とても名誉なことです。私も、解説してもらえるような成績を残したい」とほほ笑んだ。