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2016.7.22

レジェンズで進化する永野千秋、松原衣江

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

LPGAレジェンズチャンピオンシップ アイザックカップ 小杉カントリークラブ(富山県)

 夢のレジェンズツアー。第2のゴルフ人生のスタートでもある。2位で最終日を迎える永野千秋は、「レギュラーツアーの時から、とにかく飛距離がいまひとつ。だから、アプローチとパッティングは誰にも負けない。そういう気持ちで今大会に臨んでいる」。なるほど、昨年は、2日目に21パットの18ホール大会最少ストロークを記録し、ニュースタイルをアピールした。そうはいっても、29位タイに終わった。ということで、レジェンズ2シーズン目の挑戦は、より気合が入っている。

 この日のハイライトは7番。残り152ヤードの第2打で4Uを選択して、イーグルを決めた。「ツーバウンドで、カップヘ吸い込まれた。試合では10年ぶりぐらいでしょうか。びっくりしたけど、やったね!」。余談だが、イーグルよりも、ホールインワン達成の方が、経験があるという変わりダネだ。「プライベートを含め、10回。これもゴルフの面白さ、奥深さでしょうね」と笑っていた。

 ツアープロの他に、ティーチングプロA級のライセンスを取得している。「大学の先輩、伊藤(佳子)さんにすすめられたのがきっかけ。教える立場で、ゴルフを勉強したら、いろいろなことが見えてきた。指導する立場でコミュニケーションをとり、自分のプレーも客観的に考え、分析できるようになったと思う。プロ転向が遅かったせいで、ステップアップツアーで1勝を飾っても、その後、ステップアップできなかった。レジェンズでは絶対、花を咲かせたい」。

 5位タイの松原衣江は、今回がレジェンズツアーデビュー戦。6月からクラブを一新して備えてきた。「ボールがつかまりやすくなる、ということを聞いて、12万円のクラブシャフトを購入しました。先行投資のつもり。アイアンセットも全く新しいものです。元をとれるように少しでも上位フィニッシュしたいですね。やっぱり試合はいい」と明かす。普段は、広島でアマチュア向けのレッスンを行っている。

 「ゴルフが大好きだから、レッスンも楽しい。ジュニアにも毎週、土曜日、5時間、教えています。休みは月に1日だけでも、体が丈夫ですからね。故障は全くない。両親に感謝の毎日です」と話した。ちなみに、最終日の目標は? 「こんなことはめったにありません。自分がどんなプロゴルファーになれるか、ワクワクしている。それから、同じ広島出身のテレビ解説、岡本(綾子)さんに、私の名前をいっていただけたら最高ですね」と、目を輝かせていた。

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