2016.8.1
全てが世界基準 プロ日本一は―
LPGA史上最大のミッションが幕を開ける。プロゴルファー日本一を決定する『第49回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』は、9月8-11日、北海道登別市・登別カントリー倶楽部で行われる。8月1日、都内のホテルで開催されたメディアデーでは、驚きの声があがった。
大会実行委員長・原田香里が最大の見どころを、「6,770ヤード。女子ツアー最長です」と説明。また、5番ホールでは今季の『サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント』で大きな注目を集めた、パー5の最長ホールを2ヤード更新する605ヤードに設定された。ハラハラドキドキのシーンが連続することは間違いなし。となると、飛ばし屋が有利-というわけではない。「ラフへ入れたら、本当に難しい。心掛けるのは、第1が、フェアウェイキープ。ラフへボールを打ちこんだら、一気に難しいゲームになる。アプローチにしても、さまざまなテクニックが必要でしょうね。また、集中力、忍耐など、メンタルも勝負を分ける。ミスをしてから、いかに落ち着いてプレーできるか。公式戦を勝つのは総合力。だから、みんなが勝ちたい、と目標にする試合なのです」。大会連覇がかかるテレサ・ルーは海外遠征中のため、ビデオレターでメッセージを話した。
今回もコースセッティングを担当するのは、岡本綾子だ。「たとえば18番、池が左に配置されているため、ピンポジションが左にあるだけで難度が、一気に高くなる」といい、「これからの降水量などで、ラフが伸びると当然、状況は変わるでしょうね。私が想定している優勝スコアは、15-20アンダーです。8月に雨が多く降れば、15アンダーも難しくなる。まぁ、当週にそれはコメントします」と解説している。
一方、今回から、コースセッティング担当補佐を行う塩谷育代が、「岡本さんの下でセッティングを勉強中です。コースに足を運ぶたびに大きな発見がある。この役割の大切なところは、想像力。岡本さんのもっている遊び心とイマジネーションに驚かされました」と舞台裏を明かした。
着々と準備が整う今年のプロナンバーワン決定戦は、LPGA会長・小林浩美の目指す、世界基準が出場132選手に課せられる。ちなみに、キーワードは『さぁ、誰が来る!』だという。ハイレベルの大混戦が期待できる。
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