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2016.12.4

対話重視で大会初V 申の見えないキャプテンシー

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

THE QUEENS presented by KOWA 三好カントリー倶楽部西コース(愛知県)

 敵を知る。そして、味方を知り尽くす。韓国ツアー代表の主将をつとめた申ジエは、優勝の原動力を「対話」と表現した。「チーム全員が素晴らしいプレーをしてくれました。勝てたのは、そのおかげです」といい、こんな話を。「ここ2年ぐらい、私は韓国ツアーには出場していない。というわけで、選手とは今大会、初めて顔を合わせました。団体戦の重要なところは、つながり。とにかく、私が先に声をかけて、今回は個人とじっくり話して、日本ツアーの話をまじえながら、あなたなら大丈夫。きっと素晴らしいプレーができると対話重視で、チームをまとめたことが良かったと思います」。

 連日の記者会見では、韓国語はもちろん、英語、日本語も上手につかいこなす。威風堂々。元世界ランク1位は、そういった資質も兼ね備えていた。勝利のためには、ポケットマネーを惜しまずに。「毎日、おごったわけではないけど、夕食を全員で食べることは、大いに士気が上がります。このいい関係を今大会だけで終わらせるのは、もったいない。ソウルに帰ったら、また祝勝パーティーをやりましょう」と照れながら、言葉が弾む。

 ちなみに、他のメンバーが口を揃えたのは、「日本のコースは、韓国のゴルフ場に似ている。自信をもってプレーすれば、絶対に勝てる、と徹底してアドバイスを受けた」。申は日本ツアーのメンバーだけに、まさに敵を知り抜いていたのだ。

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