2017ルーキー特集 第11回　田辺 ひかり

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

2016年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する21名のルーキーたちを紹介します。第11回は、田辺 ひかりです。

田辺 ひかり　＜タナベ ヒカリ＞
1997年4月13日生まれ　広島県出身

　「両親が家族全員でできるスポーツを探した結果、それがゴルフだった」と8歳でゴルフを始めた。「母のしつけは厳しかったけど、スコアで何かを言われたことはありません。でも、プレー中、私は喜怒哀楽を表に出すタイプだったから、そのたびに注意を受けた。おかげで、コース内でクールにプレーができるようになった」という。母の厳しさは意外な形でも幸いし、クラブの隅々までは当然のことながら、グリップ、キャディーバッグ、シューズなど使用する用具をピカピカに磨き上げるというルーティンが習慣付いた。

　人生のターニングポイントとなった2016年は、プロテスト合格をはじめ、主催者推薦選考会からチャンスをつかんだ『スタンレーレディスゴルフトーナメント』で、プロとして初のレギュラーツアーを経験。「うれしくて楽しくて、充実の3日間。大会2日目に藤田光里さんと同組でプレーし "きれい。うまい。細い"。ファンが多いし、私もそうなれたらいいと思った」という。

　2017年の目標は、「ステップ・アップ・ツアーの賞金女王です。そして2018年は、レギュラーツアーで活躍する。時間は待ってくれません」と早期からの活躍を誓った。