2017ルーキー特集 第13回　照山 亜寿美

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

2016年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する21名のルーキーたちを紹介します。第13回は、照山 亜寿美です。

照山 亜寿美　＜テルヤマ アスミ＞
1994年8月6日生まれ　茨城県出身

　人生は何がきっかけとなるか本当にわからないものだ。「本当はダイバーになりたかった。それがプロゴルファーです」と苦笑する。ゴルフとの出会いは12歳。スポーツ少年団へ入る際、「母がゴルフを経験しておけば、社会人になってから役に立つと考えたらしい」。初体験の印象を「スポーツならだいたい最初から形になる自信があった。でも、こんなにうまくいかないことは初めて。だから、ムキになって挑戦したのだと思います」と話した。

　岩瀬日大高1年時、関東女子アマチュア選手権競技で優勝するなど、非凡な素質を見せる。しかし、肝心のプロテスト合格には4年もかかった。「調子が良ければイケイケでプレーできても、不調の時は踏みとどまれない」と現実を知り、新たなスタートを切るつもりで米国のアニカアカデミーへ。基礎からすべてをやり直して、4度目の受験でプロテストに合格する。

　2016年はステップ・アップ・ツアーの『フンドーキンレディース』でプロ初優勝。「次の試合への遠征費が足りないから必死でした」と振り返った。2017年最大の目標を「ステップ・アップ・ツアーの賞金女王」と語っている。