ステップ・アップ・ツアーが世界の仲間入り！

　3月に開催された女子世界ゴルフ会議で、LPGAステップ・アップ・ツアーが、ロレックス・ランキング（女子世界ゴルフランキング）のポイント加算対象ツアーとなることが決まりました。

　これまで日本女子ツアーの他に、オーストラリア女子プロゴルフツアー（ALPG）、中国女子プロゴルフツアー（CLPGA）、韓国女子プロゴルフツアー（KLPGA）、ヨーロッパ女子プロゴルフツアー（LET）、ヨーロッパ女子下部ツアー・アクセスシリーズ（LETAS）、アメリカ女子プロゴルフツアー（LPGA）、アメリカ女子下部ツアー・シメトラツアー、台湾女子プロゴルフツアー（TLPGA）の9ツアーが対象でしたが、このたびLPGAステップ・アップ・ツアーが10番目のツアーとして世界の仲間入りを果たしました。

　ロレックス・ランキングは、選手の現在地を示す指標です。今後、世界ランキングにステップ・アップ・ツアーの成績が反映されるようになり、選手のモチベーションはこれ以上にないほど高まっています。

　2010年にロレックス・ランキング1位となった経験のある宮里藍は、この発表を歓迎するとともに選手強化に大きな期待を寄せています。「ステップ・アップ・ツアーがロレックス・ランキング対象ツアーになったことは、素晴らしい事だと思います。試合数がどんどん増えていく中で、こういうランキング制度が導入される事によって、１つ１つの試合により重みが出てくると思いますし、選手の意識改革にもなると思います。そして、個人的には日本のツアーもここまで大きくなったのだと本当に嬉しく思います。従来の結果に加えてポイントが加算される事により、もっと沢山の選手がレギュラーツアーへの挑戦と捉えて、頑張っていけるのではないかと期待します。全体の意識が変われば、選手のレベルも上がります。そこから出てくる新たな選手が、今後レギュラーツアーで見られるのを今からとても楽しみにしています！」

　また、宮里と同じく2010年に初めて世界ランキング1位になった申ジエも、「ステップ・アップ・ツアーがロレックス・ランキング入り出来るようになった事は大変喜ばしい事です。おめでとうございます。選手にとっては自分の順位に対する認識と価値を高めるものだと思います。ステップ・アップ・ツアーから徐々にランキングを上げて行けばレギュラーツアーにもその影響力がプラスになり海外ツアーに参加出来るチャンスが多くなるでしょう。多くの選手達が世界的な舞台に挑戦して行く入り口になると思います」と、今回のロレックス・ランキング入りを喜びました。

　今年から本格的にツアー化の整備を行い、賞金ランキングを活用するなど仕組みが大きく変わったステップ・アップ・ツアー。選手にとっても戦い方が大きく変わり、昨年までと一味違ったツアーとなっています。そして、今回のロレックス・ランキング入りで、充実度はさらに高まりました。現在開催中の「パナソニックオープンレディース」からポイントが加算されます。進化を遂げたステップ・アップ・ツアーにご期待下さい！