2017.6.17
バースデーV達成! チェンスーハンがステップアップツアー初優勝
<Photo:Koki Nagahama/Getty Images>
2017年LPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)の最終日が、長野県上田市の上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部(6,325ヤード/パー71)で行われた。23位タイからスタートしたチェンスーハンが67をマークし、通算3アンダーでアマチュアの今綾奈と並び、プレーオフに突入した。プレーオフ1ホール目をパーでまとめたチェンが、ステップアップツアー初優勝を飾った。1打差の3位タイには、但馬友、宮田成華、鈴木麻綾、安田彩乃の4名が入った。(天候:晴れ 気温:25.1℃ 風速:1.3m/s)
「うれしいです。優勝って気持ちいいですね」と話し始めたチェンスーハン。「運も良くてプレーもスムーズに運べた。集中して自分のプレースタイルに徹することが出来たので、今日は結構攻めた」と5バーディー、1ボギーの67をマーク。日本の試合では初となる60台を叩き出し、通算3アンダーでフィニッシュした。上位陣がスコアを伸ばせず、アマチュアの今綾奈とプレーオフに。
「みんなから“プレーオフかもしれないよ”と言われて緊張してきた。パッティングのリズムだけ確かめるために、プレーオフ前に少しだけ練習しましたけど、いいイメージが残っていればあんまり練習しなくても大丈夫」と18番パー3のプレーオフに臨んだ。アマチュアの今は「ジャッジミスだった」と、グリーンを外しボギーを叩いたのに対し、チェンはグリーンオンし、2パット。最後は80cmのパーパットを沈め、優勝を決めた。
優勝を逃した今は、「悔しい気持ちが強い。プレーオフに向かうときは“勝てるかな”と思ったけど、やってみたらちょっと…。詰めが甘かったし、気持ちも未熟。強くなって、今年のプロテストをトップ合格したい」と目に涙を浮かべながら話していた。
今日6月17日は、チェンの25回目の誕生日。お祝いの言葉を伝えると「ありがとうございます(笑)」ときれいな日本語でチャーミングに笑った。「プレー中は、優勝するなんて全然想像も出来なかった。ギャラリーの方たちは、私にも応援してくれたので、気持ち良くプレー出来た。将来的には、レギュラーツアーを目指したいけど、今は一歩一歩、進歩していくことが大事」と慎重に今後を見据えていた。
日本では明日は父の日だが、チェンの父親は台湾のシニアツアーでプロとして活躍しているという。「今週も台湾で試合をしています。お父さんより先に優勝したから私の方が上手でしょ(笑)」。優勝インタビューが終わったあとも「ありがとうございました」ときれいな発音で礼儀正しく挨拶をし、コースを後にした。
関連ニュース & トピックス
- 2024.10.5
- 黄アルム、経験が呼び込んだ16年ぶりのステップV
- 2024.10.5
- 最新情報ールートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディースー次戦へひとこと
- 2024.10.4
- ルーキー・與語 通算9アンダーでトップに
- 2024.10.3
- 吉川・池ヶ谷 4アンダー首位発進
- 2024.9.30
- 3日開幕 ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース