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2017.7.28

世界一、愛される選手に 勝みなみ涙の誓い

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 今回の最終プロテスト、最大の知名度を誇る勝みなみは9位タイで、合格を果たした。「つらかった。でも、プロになりたい。テストは1年に1度のチャンスだけです。だから、合格することができて本当に良かった」と胸をなでおろす。我慢の最終日を、「前半はまずまずだったけど、後半はショット、パッティングともに悪くなって、合格できるのか、と冷や冷やしていた。きのうまで口ずさむことができた、高校の校歌までわすれるほど、緊張した」と話した。

 調子が悪い時。勝は心の眼でピンチを次々としのいだ。「ロングパットでは、目を開けていたけど、2メートルぐらいのパッティングでは目を閉じて」と明かす。今回は、「パッティングが良ければ、ショットが安定する。ひとつのズレが全体に影響を及ぼすことが心から、わかった。トーナメントでは勉強することができないことばかり。貴重な経験でした」とも加えた。

 いよいよプロとして新たなスタートを迎える。この先のスケジュールは決まっていないが、推薦で3試合はレギュラーツアーへの出場が可能。これからの目標をこう語っている。「皆さん、世界一を目指している。もちろん、私は世界一になるつもりです。なりたいではありません」と言い切った。その上で、「確かに、ランキングで1位になることも大事だと思います。でも、私が目指す世界一は、いろいろな人に愛されるプレーヤー。それに向かって毎日、努力を重ねていきます」と宣言。

 宮里藍は今季限りの現役引退を表明しているが、その会見を見ながら、「次は私が-と思った」と明かす。「藍さんをみていて、プロとは何か、を学びました。選手が素晴らしいから、スポンサーが応援し、支えてくれる。そういう選手こそ、真のプロフェッショナル。私は藍さんのようになれないかもしれません。でも、違うタイプの愛される選手になる」。うっすらと涙を浮かべながら誓っていた。

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