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2017.12.18

美の頂点へ 上田桃子、サプライズ…

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 私で、いいのか…と上田桃子はいう。いいんです(by担当記者)。ほほえましいワンシーンだ。2017年、シーズンを通して輝きを放っていた。LPGA資生堂ビューティー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、まるで時が止まったかのようなリアクションをみせる。もうひとつの表情。これが、大人の美というものだろう。

 「今後、いただけるとは思えません。私は他の選手のように、顔がきれいなわけではない。スタイルだって…。優勝した以上にうれしいかもしれません。ただ、こんな素敵な賞をいただくと、もっとピシッとしなくてはいけない。とにかく、内面を磨いていきます」と語った。肌の手入れには、他の選手の何倍も気を配る。「おしゃれが、好きです。ゴルフを長く頑張って、髪やファッションなど、女性としておしゃれを楽しんできた。でも、プロゴルファーですから、やはり強いことが最初にきます」と話した。

 さらに、続ける。「今年はうれしさと、悔しさが半々。きっと、私の場合は100点満点を与えることは、ツアーで戦っている限り、絶対にありません。だって、出場する試合すべてに勝ちたいと思っているから」と厳しい。しかし、2018年へ向けて、こんな目標を掲げている。「コーチとも話している。10年以上、練習、試合で頑張り続けてきた。経験はたくさんある。その上でいえるのは、頑張りすぎると力みが出ます。具体的な数字よりも、周囲からは、頑張っているように見えないようにして勝ちたい」と宣言した。

 独自の美へのこだわりは、「素直でいることでしょうね。母は、どんな時でもお化粧をしている。そういう姿を見てきたから、常に人から見られていることを念頭に置いています。ただし、お化粧は濃くしません。シンプルが一番。時間もそれほど、かかりませんからね」。

 社会貢献活動にも熱心だ。強くて、やさしい。黒のドレスを粋に着こなすセンスも抜群でした。

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