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2018.1.18

2018ルーキー特集 第8回 新垣 比菜 

<Photo:Masterpress/Getty Images>

2018ルーキー特集第8回は、新垣比菜です。

 自分探しの18年。長いプロ人生にとって、今年が大事であることは本人が知っている。「こだわり?  これといったことはありません。趣味も、ちょっと…。好きな言葉? うーん、ないです。セールスポイントも、ありませんね」とすまなそうな表情を浮かべた。そうはいっても、「今年、それをみつけていきます」。そう話すと目が輝く。本格的な挑戦がスタートした2年目である。

 オフは、沖縄で体力づくりなどを意欲的に。「飛距離をのばすのがテーマ。去年までの平均は240-50ヤードぐらいです。ナイスショットで260ヤード。それを、平均260ヤードにもっていくのはどうしたらいいか。トレーニングで体を強くすれば可能だと思います」と言い切った。シーズン中もトレーニングを継続することが絶対条件だ。チャレンジしがいのある目標である。

 ファイナルQTは2日目に上昇ムードをうかがわせたが、45位に終わった。「前半戦、だいたい9試合へ出場できそう、とうかがっている。だから、リランキングでひとつでも上へ。17年はプロテストから、初めてのことばかりでした。とてもいい経験をさせていただいたけど、緊張ばかり。とにかく、失敗ができない。そればかりを考えて自分へプレッシャーばかりをかけてしまったと思います」と振り返る。アマチュア時代、LPGAツアーの数多い経験があるにもかかわらず-。

 「LPGAツアーは、たとえ予選落ちしても、次がある。表現は適当でないかもしれないけど、割に気楽でした。でも、テストやQTなどは失敗をしたら1年待たないといけません。私の周囲の人からも、プロテストはトップ合格が当たり前のように思われて…。QTでは、サードが始まる前の緊張がすごい。1人でいると、次から次へと悪いことばかりを考えた。しかし、苦しかったけどトップ通過を。去年、最も自信になったことがサードの経験だと思います」と話した。

 そんな点をふまえ、「18年は結果を出します。私は、攻めるゴルフが好き。経験をしながら、いい面を伸ばしていきたい。だけど、やらかしたらどうしよう。今は、そんな気持ちが複雑に絡み合っている。とにかく、調子の波を少なくしたい。現役を引退した宮里藍さんのように、ファンの皆さんから愛される選手になるため、一生懸命に努力していきます」と期待に胸をふくらませている。

新垣比菜〈あらかき ひな〉1998年12月20日生まれ 沖縄県出身


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