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2018.1.25

2018ルーキー特集 第13回 坂下 莉翔子

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

2018ルーキー特集第13回は、坂下莉翔子です。

 集中する。単純なようで最も難しい。「今年はステップ・アップ・ツアーが中心になる。でも、来年、LPGAツアーで活躍するために、目の前のことをひとつひとつやっていく。私は、私生活も忍耐ですよ」と話した。そんな堅実性は、プレースタイルも同様だ。「自分のいい面を生かすためには、どうしたらいいでしょう。それを考えれば、飛距離で勝負するよりも、正確なショットでいきたい。パッティングが得意ですから、多くのチャンスをつくることが大切でしょう」と力説した。

 3学年上の姉、莉彗子同様、9歳から父のすすめでゴルフを始める。「楽しいと感じたのは、中学生。全国大会に出場するようになってです。ただ、プロになる、と覚悟を決めたのは、同志社大学へ行ってからです。社会学部メディア学科を選択したのは、高校時代、こちらの分野にも興味がありました。ただ、ゴルフ部で団体戦を経験し、2013年の日本女子学生を勝ってから、プロになりたい、と決断」。

 プロテストは2度目の挑戦で、合格した。「一昨年のテストは、精神面で自分を追い込みすぎたと思う。絶対に落とせない。そればかりを考えたら、常に守りになってしまった。安全第一の戦術では、バーディーがとれない。その経験を繰り返さないため、去年のテストは攻めを大事にした。また、黄金世代として注目してくださったことも大きいと思う。トップで合格するつもりでチャレンジしました」という。

 合格後、最もうれしかったのは、「坂下プロ-と呼ばれたことです」とも。目標は、同じ鳴尾GCに所属する水巻善典をあげる。「男女の差があります。だから、プレーではありません。人間性にあこがれ、尊敬しています。礼儀などたくさんのことを教えてくださった。そういう人になりたいと思います」。口調は静かでも、瞳には強い信念が宿っていた。

坂下 莉翔子〈さかした りかこ〉1994年1月11日生まれ 兵庫県出身


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