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2018.2.6

2018ルーキー特集 第19回 川﨑 志穂

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

2018ルーキー特集第19回は、川﨑志穂です。

 沖縄から、米国パームスプリングスへ。今オフはかつてないほど意欲的だ。「知らない世界をのぞけば、もっと成長できる。アメリカへ行くのは初めて。やっぱり、ゴルフといえば、私のイメージはアメリカなんです」。新しいことへ挑戦する。それは2017年の経験が大きい。「ゴルフ人生で最も成長した1年だと思います。試合やコースの難しいピンポジション、グリーンのスピード、ラフの深さなど、ほぼ未体験でした。最初はどうしていいかわからなかったけど、シーズン終盤ではそれが当たり前の感覚になり、なおかつ攻めていくこともできた。経験はムダではなかったと思います」。

 では、17年、最もうれしかったことといえば-。「プロテスト合格と思うでしょう。違いますよ。テストは、流れでいけるかなぁ、とまぁ、そんな感じでした」と前置きして話してくれたのは、スタンレーレディスゴルフトーナメントのアプローチコンテストだった。「33ヤードのチップイン。うれしかった。賞金を25万円、いただきました」。プロフィールには、ゴルフ歴が7歳からとある。ところが、最近、意外なものが自宅でみつかる。「私が1歳の時の写真が出てきて、父のクラブを握っていた。ポーズをつくろうと両親がやったわけではなさそうだし、物心がつき、気が付いたらゴルフをしていたのが真相です。7歳と明記したのは、クラブを買ってもらって、初めてコースデビューした年齢」という。

 プロを意識したのは、高校2年でプロトーナメント初体験の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンだった。「主催者推薦選考会でベストスコア66を出すことができた。それよりも何よりも、試合ではじめて、ギャラリーの前でプレーができたことが幸せでした。よしっ、もう1度、ここで。プロになりたいと誓った忘れられない思い出です」。目指すのは、成田美寿々だ。高校の先輩でもある。「とてもやさしい方です。それから、女性としての美しさと、ゴルファーの格好良さを併せ持っている」と力説した。

 18年、出場資格のあるステップ・アップ・ツアー前半戦でチャンスを拡大しなければならない。「優勝できるように、オフも気を抜かない」と自らを戒める。

川﨑 志穂〈かわさき しほ〉 1996年5月9日 千葉県出身


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