2018.2.8
2018ルーキー特集 第21回 新武 瑠衣
<Photo:Masterpress/Getty Images>
2018ルーキー特集第21回は、新武瑠衣です。
日本語は当然ながら、英語と韓国語が堪能。異色の経歴も目を引く。中学から米国留学し、ゴルフを始めたのは15歳と遅い。「小さな頃から運動が好きでした。特に、球技です。ずっとバスケットボールで、将来もずっと続けたいと思っていたけど、父からプロフェッショナルのあるスポーツをやってほしい、とアドバイスを受けた。それでゴルフ…」と語っている。父・康治さんは柔道家。自身の趣味がゴルフだったことから、プロゴルファーを目指すことは大賛成だったという。
ところが、「私が行った、アメリカの学校は、学業の成績が良くなければ、ゴルフ部に入ることを許してくれない。まずは勉強をしっかりして、その後にゴルフを始めたから、15歳からになりました」。大学1年まで米国へ。当初、帰国せずにプロを目指す計画を立てたものの、ここでも康治さんから、リクエストがあった。「まずは、日本でプロの第1歩をいうことでした。ただ、過去2回のテストは、自信が勝ちすぎていたとでもいうのでしょうか。最終プロテストまで進出はしたけど、ダメでした」と分析する。
17年はどうだったか。「去年は黄金世代と呼ばれたように、とても上手な人が揃っていた。私は、自分に期待をせずに、今の実力を図りたい。そんな軽い気持ちでいけたと思います。幸い、最終プロテストには合格できたけど、肝心のQTがダメ。でも、ステップ・アップ・ツアーは7月まで出場できる。夏までに結果をきっちりと残したい」と気合を込めた。得意クラブは1Wだ。「強いボールを打てる。それが私のセールスポイントです。アイアンもそう。そのあたりをギャラリーの皆さんに見てほしいです」。
ちなみに、双子の妹もプロを目指して奮闘中である。
新武 瑠衣〈あらたけ るい〉1993年10月19日 大阪府出身
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