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2018.7.6

勝みなみ、20歳のスタートは66

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第18戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が7月6日、北海道北斗市・アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース(6,378ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、好スタートを切ったのは勝みなみ。7バーディー、1ボギーの66をマークし、首位に立った。1打差の5アンダー、2位は永井花奈。4アンダーの3位で新垣比菜が続く。(天候:曇り 気温:15℃ 風速:4.8m/s)

 20歳、最初のトーナメント。勝みなみは、首位スタートで自らを祝った。「パッティングがすごくいい。自分が思ったところにストロークできる。なかなか、こういう1日はありません」という。序盤は、距離感をつかむことに苦労したが、6番で流れが変わった。残り49ヤードの第3打を58度で、ピン奥3メートルにつける。この日、最初のバーディーが来た。

 「4番ぐらいから、距離感がつかめてきた。最近、パッティングの調子が上向いている。というよりも、ストロークの際、両肩に力が入っている感覚がない。とにかく、スムーズに動いている。だから、リズムだけを崩さないように注意しました。これは、パッティングに限らず、ショットも同じです」。この日は7バーディー、1ボギーの66に満足そう。

 同時に、一喜一憂しない精神力も身に着けた。「去年の夏ぐらいから、ボギーを叩いても、うまく切り替えられるように-心がけている。ただ、すぐにはできなかった。それが原因でスコアを落とすことが多かったけど、今年の春ぐらいから徐々にいつも平常心でプレーができていると思う。ゴルフは職業であるとともに、自分が一番好きで夢中になれること。おかげで、今シーズンは予選落ちが1回です」と説明している。

 となれば、当然のようにプロ初優勝が視界に入るだろう。ましてや、黄金世代のトップランナーである。「同期へのライバル心は、まったくありません。人というより、自分に勝たなければ、まわりにだって勝てるわけがありません。そのために、ボギーを叩いて、あ~ぁとなりたくない」。

 さて、20歳になって、プライベートはどう変わったのだろうか。「ビールを飲みました。でも、舌がまだ子どもで、あまりおいしいとは…。でも、うちの家系は、みんなお酒が強い。そんなことがあって、絶対に強いと思います。ただ、お酒はゴルフがない時に、自宅で飲む。飲みすぎて翌朝、起きられなかったらイヤですからね」と笑顔を浮かべる。そして、シーズンの目標について、「母と、(獲得賞金が)5000万円は行きたい。そう話しています。もし、目標をクリアしたら、6000万円→7000万円に上げていく」。公私ともに現実的だった。

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