2019.1.21
ベスト・オブ・ゲッティ イメージズ ①
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
アーカイブを見直すと、目がくぎ付けになる。LPGAのオフィシャル、ゲッティイメージズのカメラマンが撮影した2018年、アートな20カット。同社のアジア・スポーツエディター・谷岡桂さんに、膨大なファイルから厳選していただきました。「ゴルフ取材のカメラマンは1日、平均で約2000カットを撮影します。そこから、ざっと100枚を選び、ゲッティイメージズのオフィシャルサイトへアップ。シーズンを通し、1万3000-1万4000カットがファイルへ収まるわけです。当初、10枚というリクエストでしたけど、倍の20枚になったのは選びきれなかったから…。いずれも素晴らしい。ご覧いただければわかります」(谷岡さん)。プラスワン ショットの特別編と、谷岡さんの解説をお楽しみください。
【ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ第1日=9番・上田桃子】
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
《今回、選んだ20カットでナンバーワン。私のイチオシです。夕暮れを自然と一緒にとらえる。偶然のようで、計算しつくされたショットです。夕日と上田桃子プロのシルエット、さらにはクラブヘッドの先までが、絶妙の構図となっている。光を計算したプロの仕事です》
【LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3日=15番・比嘉真美子】
<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>
《ゴルフは自然と戦うスポーツ。光と影のコントラストがよくわかる。ティーイングエリアの周囲は暗く、光が比嘉真美子プロに当たっているコントラストの妙。加えて、ティーショットでも、見る方には、まるでリカバリーショットにも映る。構図もいいですね》
【ニチレイレディス第2日=14番・鈴木愛】
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
《意図的にモノトーンにする。白と黒のコントラストが、命を吹き込むことがあります。その典型ではないでしょうか。きれいに光とクラブがフレームに収まり、絶妙のバランスを構成しているところが、ポイント。お見事です。特に、光をご堪能ください》
【NEC軽井沢72ゴルフトーナメント第2日=9番・沖せいら】
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
《一目瞭然の、季節は夏。弊社のスタンダードは、背景をとても大切にしています。ごちゃごちゃとした印象を与えるものは、NG。芝から雲がわきあがってくるような構図も、カメラマンのセンスですね》
【ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ第3日=15番・比嘉真美子】
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
《奇跡の1枚。見ておわかりのように、バンカーの砂がリングになっている。すごい。通常、バンカーショットで、いい写真−と皆さんが感じるのは、前方から撮影したものが多いでしょう。ところが、このカットは後方からです。グリーン上にピンがあり、ボールも写っている。奇跡のリングとでもいいましょうか》 =つづく
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