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2019.1.23

ベスト・オブ・ゲッティ イメージズ ③

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 躍動する選手がいて、さまざまな光景が彩を加える。冬真っ盛りの現在からしてみれば、猛暑の2018年がとてもなつかしい。連載3回目の今回、ゲッティイメージズ アジア・スポーツエディターの谷岡桂さんが選出したのは、春から夏の5カット。

 【センチュリー21レディスゴルフトーナメント第2日=4番・小野祐夢】

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

《入道雲。積乱雲ともいう。ひとくちに雲といっても、1秒に10メートル以上、成長することがある。雲の構図と選手の立ち位置の構図が秀逸。当初、カメラマンは日本語で、空の意味がある、キムハヌルさんで狙っていたらしい。しかし、雲の感じがピンとこなかった。そこで、炎天下にもかかわらず、その時を待ったという》


 【ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ第3日=14番・松森彩夏】

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

《一見して、レイクサイドか、それともシーサイド。そんなイメージだ。ところが、茨城ゴルフ倶楽部。カメラマンがコースをわかっていれば、こういった工夫ができる。後方40メートルから狙いを定め、一瞬を逃さなかった。クラブヘッドがフレームに収まり、前方と表情が見えない。アートなワンショット》


 【ニトリレディスゴルフトーナメント第3日=18番・有村智恵】

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

《暗闇の中に浮かぶシルエット。ゴルフでは極めて珍しいカットだ。向こう側の光は動かない。何を当てはめて、どの角度から-。一瞬の判断がさえた。光の中でパターが見え、体の線がしっかりと入っている。ちょっとした工夫をできることが、センスに変わるのです》


 【フジサンケイレディスクラシック第2日=15番・松森杏佳】

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

《シンプルを強調したショット。海を臨み、水平線がはっきりわかる。左にピン、右上へボールがあり、完璧なショットのカットだ。川奈のロケーションを上手に生かした。仮に、左下のピンがなかったら、どうか。海へ向かって打つだけという平凡なものになる》


 【ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ第3日=3番】

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

《3つのバンカーが並ぶ、日本のコースではとても珍しいレイアウト。担当カメラマンは、「苦悩」とタイトルをつけた。ロケハンの時から、このホールへ白羽の矢を立て、しかも一番奥のバンカーショットでなければ、構図が活きないことをきっちりと計算したという。その時を待ち、しかも2018年シーズン、ツアーの主役ともいえた黄金世代の勝みなみプロが、さらなるインパクトを与えた》          =つづく

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