2019.2.15
2019ルーキー特集 第10回 鶴岡 果恋
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
(※掲載は取材順)
恒例のルーキー特集をお届けいたします。開幕まで1カ月を切り各選手が総仕上げの時期。2018年最終プロテスト合格者の今をリポートしました。
鶴岡 果恋(ツルオカ・カレン) 1999年8月20日 神奈川県出身
初対面で自然に目が引きつけられる。それは、ウエアに貼られたスポンサーワッペンだった。漢字が3文字。江戸清とある。失礼ながら、取材はそこから入った。「ブタまんの発祥店。明治から横浜中華街で続く老舗で今、5店舗あります。すごくおいしい。スポンサーになっていただいたのは、祖母の知り合いというご縁です」。高校卒業後、最終プロテストで一発合格を果たした。順風満帆なスタートだったが、「合格してからが大変」。
というのは、将来を考え、クラブを一新したことにつながる。「メーカーを替えて、1週間で試合に出た。練習ではうまくいっても、試合は違う。風の計算などがうまくいかず、距離感がつかめない。このオフは、クラブを自分のものにすることが最大の目標。徹底的に打ち込んでいます。そういう意味で今年は奮起のシーズン」と位置づけた。
幼少時から、そろばん、水泳、ピアノなど習い事を行っている。ただ、最も夢中になったのは卓球で、プロフィールの特技に明記しているほどだ。「祖母の家の倉庫に卓球台があり、手ほどきを受けました。とにかく、おもしろい」と話し、続ける。「兄2人がゴルフスクールへ入って、その様子をみていたら、私もやりたい。いろいろと習い事をしていて、クラブを握った時、最初からしっくりきました。以来、ゴルフです」とうれしそうに語っていた。
では、どんなことが魅力なのだろう。「ゴルフをはじめて、心から良かったと感じたのは、見聞を広められたことです。また、友人も私の生まれ育った、神奈川県限定ではありません。日本各地に友人ができた。さらに、年齢を問わずゴルフという共通のツールで会話が弾みます。素晴らしいでしょう」と熱を帯びてくる。得意クラブはPWだ。
「ジュニアの頃から100ヤード以内に自信があった。ただ、試合で結果を残すためには、もっと1Wの飛距離も伸ばさなければいけません。やるべきことがたくさんです」と前向きだ。ちなみに、好きな言葉は『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』という、上杉鷹山の名言で締めくくった。
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