2019.3.2
愛・結・桃香 羽田空港でシーズン開幕をPR
2019年LPGAツアーは、羽田空港からテイクオフ。3月2日、羽田空港第1旅客ターミナル2Fマーケットプレイスで恒例の『Flight to Victory 2019 日本女子プロゴルフツアー開幕イベント in 羽田』が開催された。この日は開幕式、スペシャルトークショーが行われ、大盛況。特に、LPGA会長・小林浩美、鈴木愛、河本結、三浦桃香のトークに熱心なファン、出発前の利用客、600人が耳を傾け、熱烈なエールを送っている。
「今年は、ベテランから若手まで、個性豊かな選手がツアーを盛り上げてくれるでしょう。ということから、私は選手ひとりひとりが、ますます輝いてほしい、という願いを込め、輝の1文字をおくります。LPGAツアーは、全39試合のフルスケジュール。ここから、開幕いたします」。小林の開幕宣言でスタートした。
鈴木愛は今年、掲げた目標は、「賞金女王の奪回」と「年間5勝」。1月から沖縄でプロ野球、千葉ロッテの選手と合同トレーニングをスタートした。基礎体力を養い、米国アリゾナ州で3週間の打ち込みを経て、宮崎で総仕上げを。「右手を故障した去年の後半戦は、悪夢のようなことばかり。そういった悪いイメージを払拭するためには、練習です。オフのテーマはショートゲームでした。特にアプローチは、クラブフェイスを開いて、ボールをあげるロブショットに磨きをかけること。たくさん、練習をしました。パッティングだけではなく、アプローチも見てください。皆さん、よろしくお願いいたします」とアピールし、同席した後輩2人を見やりながら、「かわいい女子プロゴルファーが多くなりました」。ただし、「今年は賞金女王になって、年間5勝以上、両方を達成します」と一気にボルテージがあがっている。
河本結は昨年、ステップ・アップ・ツアー獲得賞金1位で今季の前半戦の出場資格を得た。「今年は、賞金ランキングでトップ5に入る。もうひとつ、最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで、優勝」と言葉が弾む。スーパーウエポンは、パッティングの名手、直伝のパッティングだろう。「(鈴木)愛さんが教えてくださった。ボールの赤道を打てばいい-と」。たったこれだけのことで、パッティングが一変したそう。名手の極意は重みが違った。ちなみに、赤道とはボールの中心。「オフの間、愛さんの言葉をかみしめながら、パッティング練習をした。確かに、赤道を打てば、ボールの転がりがとてもいいです」と、力説する。グリーン上で、赤道小町へ変身することは、ステップアップの早道だ。
三浦桃香は、QTランキング6位で、第1回リランキング前の出場権を得た。地元の宮崎では男子プロとラウンドを消化し、あわせてフィジカルトレーニング量も昨オフから何倍増もしたという。「飛距離を維持して、精度をあげる。キャリーで平均250ヤードは出ます。体重も増え、スカートはパッツパツ。でも、体脂肪は変わっていない。これって、筋肉量が増した証拠でしょう」と語っている。一方で、「去年は名前を皆さんに、憶えてもらいたい。そのレベルでしたけど、今年は優勝して名前を憶えてほしいですね。見てくださる方がワクワクする選手になります」と飛びっきりの笑顔を浮かべた。
3人はトークショーが終わると、沖縄へ。最高の壮行会に上機嫌だった。羽田空港の開幕イベントは6日まで、第1旅客ターミナル2Fで開催される。