2019.6.14
3センチで上昇 イミニョン首位キープ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2019年LPGAツアー第15戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会第2日が6月14日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,511ヤード/パー72)で行われた。この日もイミニョンが好調をキープ。通算11アンダーで首位を守った。2位は通算9アンダーの鈴木愛。通算7アンダー、3位タイに松田鈴英、永峰咲希、新垣比菜がつけている。(天候:曇り 気温27.6度 風速4.8m/s)
わずか、3センチで劇的に変わった。イ ミニョンがこの日も快調にスコアを伸ばす。「3番と7番で3パットのボギーが2回。ちょっと頭にきてイライラしたけど、うまく感情をコントロールできたと思う」と話す。メンタルの安定はショットがもたらしたものだ。
「バックスイングをインに引きすぎていた。きのう、コーチから指摘されたんです。だから、ちょっとアウト気味に上げるようにした。おかげでショットが安定。ラウンドしていて、とても楽しい」。第1日、ホールアウトし取材などが終えると、練習場へ足早に向かった。そこには、ミンヘシクコーチが-。プロ転向以来、8年間指導を受けている。「スイングの調子がいまひとつ、しっくりこない」というSOSで、韓国からコースへ駆けつけた。
「1Wの精度が上がったと思う。修正ポイントは3センチぐらい、アウトサイドへテークバックしたこと。おかげで、自信をもってスイングができるようになった。きょうは、とてもいいフェードが打てたと思う」と満足そう。第1打が良ければ、調子の波に乗ることができる。当然、パッティングもさえるという方程式。9番の6メートル、12番の4メートルなどの素晴らしいバーディーを生みだしたのは、3センチの修正なのだ。
「2日間が終わっただけでも、やはり首位にいるのは気持ちがいい。あすは雨の予報でも、それは全員が同じ条件です。気持ちに少しだけ余裕をもって、決して無理をしない。きのうもいったけど、安全第一を心がける」。スイングは、まさに生き物だった。だから、ゴルフはおもしろい。
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