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2019.6.27

首位発進 菅沼菜々のパッティングに注目

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)が6月27日、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,622ヤード/パー72)で開幕した。この日は日本の南海上にある熱帯低気圧の影響で、コースには強風が吹き荒れ、大混戦。大会第1日、5アンダーで菅沼菜々、原英莉花、キムハヌル、申ジエが首位に立った。1打差の4アンダー、5位は宮﨑乙美。3週連続優勝がかかる鈴木愛は1アンダー、16位タイにつけた。(天候:曇り 気温:26.8℃ 風速:5.2m/s)

 菅沼菜々がプロ初の首位発進。「イライラしなかった。それが一番。目先の結果よりも、次が大事です。ちょっとだけ、考え方を変えたら、とてもいいプレーができた。それから、ジュニアの頃から、夏場になると調子が良くなる」とうれしそうに語った。この日は、強風下でも5バーディー、ノーボギーの内容。素晴らしい。

 実は、パッティングの名手である。本人がいうことだから間違いなし。「ロングパットが結構、決まります。見てくださるギャラリーの皆さん、カップへボールが入るまで見届けてください。お願いいたします」と最終プロテスト合格直後のコメントもある。なるほど、とヒザを叩いたのは16番。ピン奥6メートルはロングパットとはいえないものの、鮮やかなバーディーだった。

 後半の5番ではピン手前から、10メートルのバーディーも決めている。パッティングはゴルファーの生命線。自らの意思で10歳から、就寝前のパッティング練習が1日の終わりを告げるルーティンに。「決して、長い時間行うということではありません。決めたから、やっています。でも、継続は力ですから、絶対に休んではダメです。たとえ体調が悪くても、休んだことはありません。ずっと行っているから、パッティングは得意。今夜も、もちろんやりますよ」と話している。

 最近、傍から見ていて変化を感じた。そのひとつが、写真である。レンズを向けられると、さっとピースサインをつくり、カメラマンへのサービスを。プロ2年目の進化は、こういうところにも表れている。「目標は5位以内」と言葉が弾んだ。

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