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2019.12.6

2020年、復活の予感 渡邉彩香

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

クォリファイングトーナメント ファイナルステージ こだまゴルフクラブ(埼玉県)最終日

 ツアー3勝、プロ8年目の渡邉彩香が通算2アンダー、前半戦出場圏内の19位で今季を終えた。「ほっとした。きょうは、4日間でショットが一番良かった。まずまずのプレーで自信になりました」と、安堵のため息がもれる。

 2019年、LPGAツアー出場30試合で予選落ちが実に、23回。賞金ランキングは115位だった。「不安があったけど、後半戦ではショットが復調」と苦悩のシーズンを振り返る。

 埼玉から、再出発だ。高校時代の3年間、新幹線通学。静岡から連日、埼玉栄高校へ通学した。「今があるのは橋本先生(ゴルフ部・監督)のおかげです。団体戦の優勝が忘れられない。先生の指導で忘れられないことは、『アゲンストの上にフォローの風が吹いている。思いっきり振れ』です」。

 さらに、「開幕に向けて、ショットの精度を高めていきたい」と誓った。この日、スタートの1番で見せたティーショット。強烈なアゲンストに負けない力強い弾道が印象的だった。大器復活を予感させる2020年である。

(メディア管理部・森谷 清)


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