1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 女王の価値 鈴木愛、アワードでアピール

2019.12.18

女王の価値 鈴木愛、アワードでアピール

<Photo:Ken Ishii/Getty Images> 

 史上に残る激闘の2019年。賞金女王に輝いた鈴木愛は、今年も鮮やかな着物姿でLPGAアワードへ登場した。「賞金女王です。私はこの賞が一番いいと思う。こういった華やかなステージへ立つことができて、光栄です」と独自のこだわりについて、胸を張って語っていた。

 20年の目標は、すかさず、「オリンピック出場です」。現在、ランキングは17位で日本代表では3番手だ。というわけで、「この1年、7勝もして17位です。本当にランキングをアップさせることは難しい。だから、上位の2人を追い越すというのではなく、あと2ランクアップさせて、15位までに入って、3人でオリンピックへ出場したい。そうすれば、誰かがメダルを獲得する確率が高い。私、日の丸を背負うとか、そういうことになると、心まで燃える。楽ではないけど、頑張ります。計算通りにいかないだろうけど、モチベーションが上がる。とにかく、ベストをつくす」と頼もしい。

 故障で1カ月のブランクがありながら終盤、破竹の快進撃でタイトルを獲得。最終戦で、首位を快走していた渋野日向子を逆転し、平均パット数1位に輝いた。「今年ぐらいパッティングで悩んだことはない。一時、1.8ぐらいまで…。それほど悪かったのは、ジュニアの時以来です。来年は1.72台を」と、テーマを明確にした。暮れから正月にかけて、自身が来季のスケジュールを組み立てる。コースマネジメント能力は実証済みだが、ランキングアップの戦略をどうするか。本能ではなく、知略家としての資質も試される。


LPGAアワード2019 受賞者はこちら→

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索