1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 2020ルーキー特集 第3回 西村優菜

2020.1.16

2020ルーキー特集 第3回 西村優菜

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

 2020年シーズンが、もうすぐスタートする。特に今年、1月1日からJLPGA会員となった92期生は、期待に胸をふくらませていることだろう。記録の残るツアー制度施行後の1988年以降、もっとも厳しい戦いを勝ち抜いてきただけになおさらだ。19年11月の最終プロテスト合格者は21人。総受験者数は647人で、実に30.8倍の難関だった。

西村 優菜(にしむら ゆな)2000年8月4日生まれ 大阪府出身

 初心を貫いて夢を叶える。「小さい頃からの夢だったプロゴルファーになれました。ゴルフを始めたのは5歳から。小学校1年生の6歳で初めて試合に出ました。周りの人には7歳の時からプロになりたいといっていた」と話しはじめた。

 その思いは日に日に増していく。「小学生の頃、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで宮里藍さんを間近で見た時に、いっそうプロになりたいと思いました。それから、ずっと思っていた」と続けた。

 2016年からはアマチュアとしてLPGAツアーに参戦し、腕をみがいた。2019年は9試合に出場。5試合で予選通過を果たす。アマチュア最後の試合となった10月の富士通レディースでは、10位タイにくい込んだ。好調をキープしたまま臨んだ11月の最終プロテストは、見事に一発合格。「うまく調整できなかった期間が長く、自信よりも不安の方が大きかった。タフな4日間でした」と振り返った。

 その日に提出した合格者アンケートの身長欄。「150センチ」と記されていた。「小柄なので、プロでは難しいといわれることもあります。とても悔しいです」と心境を吐露した。

 「(宮里)藍さんが、日本だけでなく世界で活躍されているのを見て、私にもできると思っています。私は藍さんから勇気をいただきました」。同じく小柄だが、日米両ツアーで活躍した宮里を自身に重ね合わせ、未来を想い描く。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索