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2020.1.28

2020ルーキー特集 第10回 中西絵里奈

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2020年シーズンが、もうすぐスタートする。特に今年、1月1日からJLPGA会員となった92期生は、期待に胸をふくらませていることだろう。記録の残るツアー制度施行後の1988年以降、もっとも厳しい戦いを勝ち抜いてきただけになおさらだ。19年11月の最終プロテスト合格者は21人。総受験者数は647人で、実に30.8倍の難関だった。

中西 絵里奈(なかにし えりな)1998年5月11日生まれ 鹿児島県出身 

 ゴルフを始めたのは8歳。「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを父と一緒に見に行って、それから始めようと思った」のが始まりだ。それがいつのまにか職業としてプロゴルファーを志すことにー。

 プロテスト独特の雰囲気にのまれてしまい、「過去2回はいずれも第1次予選で落ちてしまいました。自分にプレッシャーをかけすぎていたのかな」と反省した。3度目の正直で臨んだ3回目のプロテスト。「今回が最後だと思って受けました」。最終日にスコアを崩したが、それまでの貯金がものをいい、想いが叶ってサクラサク。「気負わずにプレーできたのが良かった。80-90点のゴルフです。我慢、我慢でした」と振り返った。

 黄金世代が活躍した昨シーズン。一歩遅れて2020シーズンにスタートを切る。目標を「ステップアップツアー優勝」と掲げた。その上で「再来年はJLPGAツアーで戦えるように頑張りたい」と思い描く。

 女性には珍しく釣りを趣味としている。「家の近くが港町なので、小さい頃から父に連れられてやっていました」という。テレビや雑誌などで何度も取り上げられたことのある、志布志市志布志町志布志の志布志市市役所志布志支所が在ることで有名な市内の出身だ。

 そういえば、合格者アンケートの自己PRには、自身のプレースタイルに合っているからという理由で「忍耐強いこと」と記されていた。釣りが趣味というのもうなずける。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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