2020.2.12
ジュニアゴルフコーチサミット開催
子どもたちの未来のために、JLPGAジュニアゴルフコーチが一堂に会した。「2020 JLPGAジュニアゴルフコーチサミット」が12日、都内で開催された。
自身も同コーチのライセンスをもつ、JLPGA担当理事・松尾貴子は、「サミットを検索すると、リーダーが集まり意見を交わすこと。まさしく、ティーチングプロフェッショナルのリーダーである皆さんが話し合う場です。JLPGAならではの強みを活かし、誰からも選ばれるコーチになってほしい」と力強く開会のあいさつを述べた。
サミットが始まると、49人の活発なディスカッションが繰り広げられた。JLPGAジュニア指導理念の6つの価値観『正直・責任・礼儀・感謝・尊敬・自立』について、小学校・低学年へ、分かりやすく伝える―がテーマ。
同コーチ歴3年の永野千秋は、『責任』を、「例えて言うならば、他人へ風邪をうつしては困ります。だから外から帰ったら手洗い、うがいをしなければいけない。それが責任だと子どもへ教える」と話した。
また『感謝』について、ジュニア指導歴12年、同コーチ歴3年の田中そのみは、「うれしい、気持ちいい、ありがとうと思えることが感謝。例えば帽子を忘れそうになったら、お母さんが気付いてくれた。ありがとうの気持ちが自然とわいてくる。それが感謝なのだと伝えます」と説明した。
会の進行役を担う、JLPGAティーチングプロフェッショナル1期生、ジュニア指導歴23年の後藤裕美子は、「6つの価値観には、社会で生きていくための基本が込められている。すなわちライフスキルです。しっかりと身に着けて、大人になってほしい」と願いを込めた。
多くの子どもたちに、ゴルフを親しんでもらいたいという、それぞれの思いが熱く語られた。JLPGAジュニアゴルフコーチサミットは、あすまで2日間開催される。
(ティーチング事業部・森谷 清)
日本女子プロゴルフ協会では20年以上にわたり、ジュニアに特化した指導者の育成に取り組んでいる。現在67人のJLPGAジニアゴルフコーチが在籍。技術の向上だけではなく、子どもたちへ身につけてほしい6つの価値観「正直・責任・礼儀・感謝・尊敬・自立」について、わかりやすく教えるのが、JLPGAジュニアゴルフコーチの役目。