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2020.3.31

JLPGAスペシャルレッスン 第2回 馬場由美子 ②

<Photo: Matt Roberts /Getty images> 

JLPGAが楽しく、わかりやすい新たなプレースタイルをお届けいたします。第2回の講師は、馬場由美子。JLPGAトーナメントプレーヤーで、ティーチングプロ資格A級を取得しました。さらに早稲田大学人間科学部に在学し、充実の毎日を送っています。

アドレスがスイングを変える②
前回はボールの位置が変わると、スイングも変化することを説明しました。許容範囲はありますけど、不正確なボールの位置では、誤った体の動きにしかなりません。すでに練習で試された方は、アドレスがスイングをつくるということを実感できたのではないかと思います。

今回のレッスンはもうひとつ重要なポイント、アドレスの向き、体とボールとの距離について解説します。まずは理想のアドレスから復習しましょう。

《1.理想のアドレス》
《写真1 ボールの位置は左足かかと内側の延長線上。両手と体の間隔はこぶしが楽に入るくらいがベスト。クラブが変わっても両手と体の間隔は同じ。目標に対して肩、腰、両膝、両足(かかと)が平行》


《2.アドレスが右を向きすぎると…》
《写真2 ボールの位置が中央寄りになりやすく、テークバックはインサイドに上がる。ダウンスイングはアウトサイドからも、インサイドからも入りやすく、様々なミスの原因に》


《3.アドレスが左を向きすぎると…》
《写真3 ボールが左足に寄りやすく、スイング軌道はアウトサイドインになる。ひっかけや、スライスの原因に》


《4.ボールの位置が体から近すぎると…》
《写真4 インパクトが窮屈。上体が伸び上がったスイングになりやすい》


《5.ボールの位置が体から遠すぎると…》
《写真5 テークバックがインサイドにあがり、フェースローテーションが極端に大きくなる。手首が返り、フックが出やすい》


《今回のポイント》
ミスショットが出たら、まずアドレスの向き、ボールの位置を確認することが上達への近道。無理にスイングを矯正しようとすると、ゴールの見えない負のスパイラルに陥ってしまいます。常にスイングの原点、アドレスに戻ることが大切。

次回はプロもやっている、正しいアドレスをつくるための、ルーティーンについて解説いたします。

=つづく

ばば・ゆみこ 1984年8月22日 福岡県八女市出身

3人兄妹の末っ子。父の勧めで7歳からゴルフをスタート、20歳でプロテストに合格。2005年、プロデビュー戦のステップ・アップ・ツアー、ヴァーナルカップ優勝。ツアーへ参戦しながら指導者としての知識も深めたいと、ティーチングプロ資格A級を取得した。現在は早稲田大学人間科学部に在学。併せて指導を行っている。小淵沢カントリークラブ所属。趣味は宝塚歌劇(月組)鑑賞。

レッスンのお問い合わせ:小淵沢カントリークラブ



取材協力:OTTO CITTA
構成=ティーチング事業部:森谷 清


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