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2020.4.28

渋野日向子が42年ぶりの快挙、日本人2人目のメジャー制覇 - プレイバック 2019

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は今年、創立53年目を迎えました。これまでの歴史の側面をご紹介します。とりわけ、2010年代は世界の女子ゴルフ界で大きな変化が巻き起こりました。過去10年間を振り返ります。

 黄金世代・渋野日向子が、8月4日、イングランド・ウォバーンゴルフクラブで行われたAIG全英女子オープンでメジャー初出場初優勝を果たした。1977年全米女子プロを制した樋口久子以来2人目のメジャー優勝。

 2打差の単独首位でスタートした渋野は、3番パー4で4パットのダブルボギーをたたき、一時V争いから脱落。リゼット・サラスと通算17アンダーで並んで迎えた18番パー4で、約7メートルのバーディーパットを沈め、優勝を決めた。日本のスマイリング・シンデレラが一気に世界の頂点に上りつめた。

 プロ1年目の2018年は563位にランク。翌2019年、ファイナルQTランキング40位の資格で、LPGAツアーの出場権をつかんだ。前代未聞の快進撃がスタートしたのは、KKT杯バンテリンレディスオープンの第2日から。第1日、最下位スタートにもかかわらず、66をマークし、予選突破を果たしたことが転機になる。以降、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップで初V。ロレックス ランキングが97位へ跳ね上がった。

 全英出場を決めた道のりも決して楽な戦いではなかった。アース・モンダミンカップ終了時点の賞金ランキング5位までに付与される全英出場資格。ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの優勝で22位から2位にジャンプアップしたが、前週のニチレイレディスを終了して、その順位は8位。

 上位フィニッシュが条件とされたアース・モンダミンカップを4位で終え、賞金1,200万円を獲得。賞金ランキングを3位に上げた。

 自身初の海外メジャー挑戦に「トップレベルの選手がたくさん出場します。練習や試合でショットをみて勉強したい」と控えめに語ったものの、大一番での勝負強さは国内限定ではなかった。


【賞金ランキング】
1位 鈴木 愛    ¥160,189,665
2位 渋野 日向子  ¥152,614,314
3位 申 ジエ    ¥142,277,195
4位 ペ ソンウ   ¥127,554,556
5位 イ ミニョン  ¥105,755,162

【メルセデス・ランキング】
1位 渋野 日向子  555.5pt
2位 申 ジエ    538.0pt
3位 鈴木 愛    487.5pt
4位 イ ミニョン  479.5pt
5位 ペ ソンウ   467.5pt

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