2020.7.25
安田祐香 1年目の課題
プロ1年目、2020年は飛躍のシーズン。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で予想外の困難に見舞われている。とはいえ、安田祐香は日々、研鑽を積んでいた。第2戦、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは、プロ初のホステスプロと迎える大一番。期待のルーキーを直撃した。
―――第2戦は所属契約先の大会。現在の心境は。
「おそらく、緊張するのかなぁと思います。でも、優勝できればうれしい。ホステス大会ですから、そうなれば最高ですね」
―――第1戦から、1カ月半ぐらいのインターバルがある。どんな方法でモチベーションを維持しているか。
「ひとつのことをクリアしたら、次の目標を立てる。例えば、アース・モンダミンカップの前は、欲しい財布がありました。しっかりと賞金を稼いで買いたい。そのために頑張るというようなことです。小さなことでも、目標があれば、モチベーションを維持することができる。今、NEC軽井沢72ゴルフへ向け、悪いところをしっかり調整する期間。日々の目標です」
―――悪いところとは。
「好調時と比べ、スイングが少し違う。以前のように戻そうと思っている。ショットが、ちょっと荒れ気味。いろいろな練習をしている。例えば、スリークォータショットや、フェードを打つ練習をメニューへ加えた。あとは、基本練習を繰り返し、常に試合を想定しながら打っている」
―――初の賞金は。
「先ほど、お話したように、予選を通過したら財布を買おうと思っていた。以前から欲しかったものです。値段は3万円ぐらいでした」
―――プロデビュー戦の感想。また、無観客試合はどうだったか。
「間隔があいて、試合勘がなくなっていたので、不安や緊張をより感じるのではと想定したけど、意外に取り戻すことは早かったと思います。でも、調子がいまひとつでした。しかし、予選通過ができて、試合ならではのいいプレーもあった。ただ、(ギャラリーがいなくて)とてもさみしいと感じましたね」
―――初のPCR検査の感想は。
「ひとことでいうと、怖かったです」
―――アース・モンダミンカップを終えて周囲の反応は。
「第2日を終え、(予選通過が)ギリギリの状況。だから、(予選通過を決めた9番は)ナイスバーディーといわれました」
―――アマチュア時代と一番の違いは。
「スポンサーさんのロゴを、ウェアにつけてプレーすることが初めて。プロになったと感じた、うれしいことです」
―――プロとしての手応えなどは。
「手応えといっても、まだ…。1試合が終わっただけですからね。たくさんの経験をしていかなければなりません。プロになる前からの覚悟でした。これから連戦が続いても、成績はしっかり残したい」
―――これからの課題。
「修正力です。調子が悪くなったとき、何が原因かを特定して、修正する方法をしっかりと見つけられたらいい。次の日に悪いところが直るようにしたいです。そうなるためには、徹底した練習をたくさん行うことだと思う」
―――自身の考えるプロとは。
「活躍する選手です。あんな選手になりたい-と目標になること」
―――ギアへのこだわり。
「特にありません。調子が悪かったら、用具よりもスイングをチェック。最近、アイアンを替えました。でも、私は用具を以前から、あまり替えないようにしている。パターも、3年ぐらい同じものを使用している」
―――試合で大切なことは。
「しっかり体調を整えること。試合前、しっかり睡眠をとります」
―――スポーツ歴にスキーとあるが、腕前は。
「滑ることができる程度。スキーを続けようとは思わなかった。怖いから…」
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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