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2015.1.30

2015 ルーキー特集 第7回

昨年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する26名のルーキーたち。
連載第7回は、保坂真由堀琴音山口莉穂の3名をクローズアップします。


保坂 真由 ホサカ マユ
1995年11月17日生まれ 埼玉県出身 プロフィール

 動と静で人間の基礎をつくる。たおやかな振る舞いにも、芯の強さを感じるのは、その影響だろう。アマチュア時代はナショナルチームのメンバーとして活躍。9歳から始めたゴルフは、「クラブにボールが当たった瞬間が何ともいえない、いい気持ちでした」と振り返った。並行して、母の勧めで書道も行う。「ゴルフとは全く違う世界がある。こちらも楽しい。自分に合っていたからでしょう」とうれしそうに話す。ちなみに、書道は準8段の腕前。埼玉栄高入学と同時に、プロを目指してゴルフ一本に絞った。3歳下の妹・萌々さんもまた、プロを目標に奮闘中。

 プレーは、いわゆるオールラウンダーだ。平均260ヤードの飛距離を生かして攻めのスタイルを展開するが、得意クラブはショートアイアン。ただし、ツアーを経験していくにつれパッティングの重要さを痛感した。「2メートルのパッティングを、確実に決められるようになりたい」と話す。


堀 琴音 ホリ コトネ
1996年3月3日生まれ 徳島県出身 プロフィール

 プロの意識がはっきりと芽生えた。「飛ばし屋ではない。どこが優れているわけでもありません。要はこれからです」。昨シーズン、ステップ・アップ・ツアーで2勝。7月の『ABCレディース』では、史上2人目となるアマチュアでの優勝を達成した。そして、最終戦の『京都レディースオープン』では、プロとしての初優勝を飾っている。「本当に、本当に嬉しい。アマチュアで優勝した時より、何倍も…」。

 ゴルフを始めたのは7歳だった。姉・奈津佳の影響と、父の勧めでクラブを手にする。「クラブはお下がりだし、ボールは飛ばなかった」。プロを意識したのは中学2年の3月。全国高等学校選手権春季大会で3位に入り、「プロになると誓った。手応えをはっきり感じました」という。昨シーズンはアマチュアながら、レギュラーツアーで3試合連続のトップ10入りを果たした。当然、今季の目標は、レギュラーツアーでの優勝だ。「パッティンクで、ショートをしない」を身上にしている。


山口 莉穂 ヤマグチ リホ
1992年1月17日生まれ 静岡県出身 プロフィール

 長い人生では、背水の陣を敷くことも必要だ。「5度目のプロテストを最後にしようと思った。合格しなければ、ゴルフをやめるつもりでした」という。父の勧めで9歳の時にクラブを握る。「スポーツが全くダメ。走るのも好きじゃなかったし…。でも、ゴルフだけは最初から比較的、うまくいきました。唯一、できたスポーツがゴルフでしたね」。

 高校2年で、『ヤマハレディースオープン葛城』へ出場する。初のトーナメントは予選落ちでも、「絶対にプロになりたい」と誓った。ただ、プロテストを受験の5年間は、負の連鎖で、「何度もどん底を味わった」という。そんな時、あるトレーナーと出会い、「自信のない顔をしている」と指摘を受け、メンタルの重要性を痛感。元々ショートゲームを得意にしており、「皆さんに、これは一生の武器になる、といわれてきました」と話す。課題は飛距離アップ。「あと、10~15ヤードは欲しい」とテーマを掲げた。


次回(最終回)は 2月4日(水) 掲載予定です

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