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2021.3.2

躍進中の原英莉花 ダイキンから全開

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

 JLPGAツアー2020-21シーズンの第15戦『第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)が3月4日、沖縄県南城市・琉球ゴルフ倶楽部(6,561 ヤード/パー72)で開幕する。今大会は、1日あたり原則として1,000人の有観客で開催する。21年の第1戦へ向け、2日は公式会見、指定練習日だった。

 原英莉花は、賞金ランキング3位で21年の初戦を迎える。先手必勝。「今年1年、希望が持てる戦いがしたい。今大会へ向けて、しっかり調整した」と満足そうにうなずいた。ラウンド後は、本当に楽しそう。

 というのは、こんな理由があった。「コースでギャラリースタンドがあった。ギャラリーの皆さんの前でプレーするのは1年3カ月ぶりとうかがって、なにか楽しくなってきたんです。いいプレーをお見せしたい。スタンドがあるとないのでは、こんなにも感じが違うものでしょうか」と言葉を弾ませた。

 大一番に強いことは、すでに20年で実証済み。後半の日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップと公式競技を2連勝した。ただし、結果は良くても、内容は不満足だったらしい。「昨年、ショットの状態には納得していない。結果は出ていても、ちょっとイヤでした。だから、オフはアイアンショット、ドライバーショットの練習をしっかり行った。打球をピンに絡め、バーディーを獲るのが私のスタイル。そんなプレーをしたいからです」と話した。

 その成果を早速、試合で試したい。同時に、各試合でしっかりと結果を求めることは大きな目標があればこそ。「今年は最初から飛ばしたい。海外メジャーの出場権を得るためにも1試合、1試合、勝つぞという気持ちで行きます。ロレックスランキングをどんどん上げていかなければなりません」と気合を入れている。さらには、米ツアー参戦を念頭に、Qスクール受験も視野にとらえた。これまた、ロレックスランキングをあげなければならない。

 さらには、賞金女王のタイトルについて、「昔からの目標であり、夢でした。タイトルを狙える位置にいることが、うれしいです。ただし、シーズンは長い。精一杯戦いたい」と宣言した。目標がたくさんある。躍進中のプロフェッショナルらしい、21年のスタート会見だった。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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