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2021.3.11

鈴木愛 あと9ホール→突然のおかわり

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2020-21シーズン第16戦『明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が3月12日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228 ヤード/パー72)で開幕する。11日は指定練習日、また公式会見が行われた。

 ヤル気が全身にみなぎっている。鈴木愛は当初、この日の最終調整は9ホールの予定だったが突然、18ホールへ変更。「体調は悪くない。コースを回って、いいイメージをふくらませたかった」と、意欲的だ。

 昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催中止となり、ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛は複雑な表情を浮かべたが、「今回は気楽にプレーできますね」とニッコリ。連覇へ向けて入念な準備ができた証拠だ。故郷、四国での今大会。《15年=2位、16年=4位タイ、17年21位タイ、18年=2位、19年=優勝》と抜群の相性を誇る。「私が育った四国ですからね。フェアウエイが狭く、アップダウンがあると集中力が増す。19年の大会で優勝できた。さらにイメージが良くなっています」という。

 21年は年間5勝という高い目標も掲げている。「賞金女王になりたい。去年、優勝することができなかったから、タイトルをとるためには最低でも5勝以上が必要になるでしょう」と頼もしい。もちろん、調子の裏付けもある。「トレーニング、練習などコロナ禍でも工夫を重ね、充実したオフを過ごすことができた。前週もショートゲーム、パッティングのフィーリングはとてもいい」。

 11年東日本大震災発生時は、高校生。「津波の映像をテレビでみて、母へいつの映像? と聞いた。まさか、日本で…。想像もできなかったことです」と振り返る。そして、「より強くなった姿。また、パッティングを皆さんに見てほしいです」と頷く。久々に、気迫が伝わってきた。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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