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2021.3.11

視界良好の小祝『少しでも元気を届けたい』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 土佐カントリークラブ(高知県)

 コロナ禍でシーズンが統合されたとはいえ、小祝さくらは2021年の初戦を制した。やはり、優勝は格別だった。「コースを3日間、ラウンドしました。疲れはありません」。いつものように淡々と話している。とはいえ、今回はコースのロケーションが全く違う。

 「アップダウンがきつい。カギになるのは第2打です。傾斜から打たなければならないこともある。クラブをしっかり振り抜いているか。そういったことを注意しながら、練習しています」とポイントをあげた。その対策として、5Wを加えたセッティングで臨む。

 特に注意しているのは、17番だ。「しっかりパーセーブをしたい」と気を引き締めている。また、この日は東日本大震災から10年。「少しでも、みなさんへ元気をお届けできるように一生懸命、プレーします」と誓った。そして、「予選を通過して、優勝争いをしたいです」と静かに闘志を燃やしている。

 これまで、安定感がセールスポイント。しかし、前週で披露した勝負強さは昨年までに見られなかったものだ。優勝の舞台裏のこぼれ話。こんなことがあった。プレー中は、感情の起伏を表面に出さない。ただし、そこは勝負師。幸運を招くために、意外なことをしていた。

 「四つ葉のクローバーが好き。幸運のシンボルだからよけいです。試合前、公園へ探しに行きました。幸い、うまく見つかって、お守りにしたんですよ」。さくらとクローバーは、抜群の相性だったわけである。ちなみに、四つ葉の確率は約10万分の1とか。

 ところで、名前のさくら。当然ながら、自身も好きな花と思われがちだが、「たくさん、咲いていたらきれいですよね」と、あっさり答え、「コースでは、やはり緑がいい。だって、緑は目にいいというでしょう。ちょっと前、少しかすんで見えたりしました。だから、検査をしたら、2.0。心配なかった。ホッとしています」。

 プロゴルファーは視力が大事な要素だ。視界良好。さくら前線が東上するか。

(メディア管理部・中山 亜子)

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