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2021.3.12

これが真骨頂 森田遥、16番で再確認

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 土佐カントリークラブ(高知県)第1日

 一喜一憂することなく、結果を的確に分析してこそ-がプロ。森田遥は1打差の3位スタートにも満足することがない。この日のプレーを、「目標はボギーを叩かないことだった。これ以上はダメ、と言い聞かせながらでしたね」と表現する。

 前週、スランプ脱出をアピールするように、2位と素晴らしいプレーを連発。ただ、負けたことは悔しい。「大混戦の展開でした。勝負が終わった時は、そうでもなかったけど、やはり次の朝を迎え、悔しさがこみあげてきて…。1打差の2位です。4日間の戦いを振り返ると、あと1打をつめることが絶対にできたはずです。詰めの甘さ。私のスタイルを再確認して、今大会へ臨んだ」そうだ。

 3番でバーディー発進し、続く4番でボギー。「より気を引き締めた」という。それが8、9番の連続バーディーにつながる。そして、後半は切れ味が増した。ハイライトは16番。残り79ヤードの第2打を50度で、ピン50センチにつけるスーパーショット。「全体をみると悪くはありません。欲をいうなら、パー5でバーディーがひとつだけでした」といい、「良かったのは、2.5メートルのパーセーブを3回、決められたことです」と加えた。

 最終日、最終ホールまでを見据えながら、改めて自身のプレースタイルを語っている。「前週はバーディーをたくさんとったけど、ボギーの数も多い。元々、リスクを背負わないことが根底にある。だから、私はダイナミックなプレーをするタイプではない。ティーイングエリアでは、視界をワイドにする。それから、グリーンへ近づくにつれ、ターゲットを絞る。そうすれば、持ち味が十分に発揮できます」と説明した。

 己を知ることは、賢者なり。確固たる信念は今度こそ揺らがない。

(メディア管理部・中山 亜子)

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