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2021.3.18

ショットメーカーの上田桃子 連覇へ挑む

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第17戦『Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金 1,800万円)が3月19日、鹿児島県・鹿児島高牧カントリークラブ(6,424Yards/Par72)で開幕する。18日は指定練習日。また、公式会見が行われた。

 ディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会。上田桃子の存在感が増しているのは、好調がはっきりと見て取れるからだろう。「前回と開催コースは違います。でも、好きなコースです」と、静かに口を開いた。ショットメーカーとしての矜持が、そうさせたのだろう。「グリーンのアンジュレーションが強い。ピンと同じ面に打てないと、バーディーがとれないでしょう。マネジメントをしっかり。やりがいがあります」と力説した。

 さらに、大会を通じての印象を、「(歴代の優勝者は)100ヤード以内のショートゲームが、うまい選手が活躍している。戦略性があるからです。いい集中力は技術を上回る」と話している。2020-21シーズンは、16試合が行われた。優勝者の平均年齢は、22.6歳。30代の優勝は、申ジエが2勝をあげているのみで、残り14試合は20代が台頭している。さらに、その内の12試合では19-22歳と、さらなる若年化の傾向が表れてきた。

 「最近の若い選手は、どんなところからでもピンを狙う。例えば、右ドックレッグでは、右ラフに入れたら次のショットはグリーンを狙えなくなる。でも、右ギリギリを狙って成功させた。暮れの全米女子オープンで渋野さんのプレーをみて、感じたことです。私のプレースタイルは安全第一だけど、アグレッシブに行くことも大切。去年は大会が中止になったから、1年分の気持ちをさらに込め、今回は(故郷の)九州開催だからより一層、がんばりたい」とボルテージが上がっている。

 この日のウェア。右袖には今年から、スポンサー契約する不二家のマスコット、ペコちゃんのワッペンが際立っていた。1950年に誕生してから、現在も変わらない人気を誇るキャラクター。「元気が出て、明るい気分になります」と、満面に笑みをたたえた。いざ、勝負である。

(メディア管理部・中山 亜子)

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