イメージ最優先　渋野日向子が上昇中

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

Tポイント×ＥＮＥＯＳ ゴルフトーナメント　鹿児島高牧カントリークラブ（鹿児島県）第1日

　少しずつ、理想が見えてきた。渋野日向子が6バーディー、1ボギーの67をマーク。4位タイと好スタートを切った。「ここまで、スコアが良くなるとは…」と、しみじみと漏らしたのは前週の最終日、77を叩いたことが忘れられないせいだろう。

　「10打も違います。ゴルフって、わからないものですね」と首をひねりながら話した。では、どんな修正をしたのかといえば、「フルショット、抑えた時でも、すべてのクラブでキャリーをしっかりとイメージ。特に風が強い状況ではよけいです。今年の2試合で痛感した。イメージのおかげで、きょうはどんな時もしっかりとクラブを振り切れたと思います」と解説する。

　さらに、この日の内容は、「一昨年の私みたい」とも。バウンスバックとともに、バック9に強いことも代名詞だ。「きょうの後半は、ボギーの要素がなかったです」と前置きし、優勝について、「最終日の後半でスコアを伸ばす。それが一番。私、個人でいうと、それがちょっと弱い。でも、欲がないわけがない。第2日が終わった後の成績で変わります」。

　ムービング―デーは勝負の分かれ道だが、スタートも大切だ。ちなみに、「70点」の評価だったが、あすは何点に-。

(メディア管理部・鈴木　孝之)