成田美寿々、シンプル思考で一変　

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　Tポイント×ＥＮＥＯＳ ゴルフトーナメント　鹿児島高牧カントリークラブ（鹿児島県）第1日

　成田美寿々が5アンダー、4位タイで第1日を終えた。「楽しんでプレーしている」と、久々の好スコアに笑顔が浮かんだ。さらに、「パッティングが良かった」とも。8番=10メートル、10番=7メートル、12番=12メートルというスーパーパットを決めた。

　好調の要因は、思考の変化。「打つ前に、残り距離のことだけを考える。それを、18ホール続けることができた」と説明した。いったい、どういうことかといえば、ダイキンオーキッドレディス第2日、11番でパーフェクトシャンクが要因。「その後、ウェッジでシャンクのことが気になり、ショットに集中できない。それで、あと2回シャンクが出た。得意なウェッジが、ダブルボギーやボギーに…」とひと息ついて、「とにかく、シャンクを忘れよう。打ちたい距離のことだけに集中する。そうしたら、とてもいいショットが打てるようになった」という。

　昨年は予想外の不振だったが、「去年のことは、笑い話にできるくらい吹っ切れた。一番下をみたので、もう上がっていくしかない。本当に、ゴルフを楽しんでいる。そういうことがうれしい」と、久々に歯切れの良い言葉を連発。上昇の春だ。

(メディア管理部・鈴木　孝之)