2021.3.31
成田は再び- コースとサクラに連覇のメッセージ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGA ツアー2020-21シーズン第19戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝賞金 1,800万円)が4月1日、静岡県・葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,564Yards/Par72)で開幕する。3月31日は指定練習日、公式会見が行われた。
桜はふたたび、咲き誇る。-と、大会ポスターにあった。さらに、ディフェンディングチャンピオンをクローズアップしている。となれば、成田美寿々も黙ってはいられない。「メッセージはいま、初めて拝見しました。まさに、私へ向けられた言葉です。がんばらないといけない。モチベーションがグンとアップしてきた」という。喜色に満ちた表情で、葛城ゴルフ倶楽部への挑戦を宣言した。
「2日間の練習ラウンド。改めて、コースに施された罠は設計者の意図があると感じた。美しい罠だと思います。そういった目で見られたことは、きっと葛城が好きになったからでしょうね」と心境を語る。そして、「100点のショットをすれば、100点の結果をくれるところが素晴らしい。こまごま配置された罠に、はまらないようにプレーすることも楽しみのひとつです」と続けた。
予選ラウンドの2日間、古江彩佳、永井花奈と同組でプレーをする。ハッと思い立ったように、「いつの間にか、最年長ですね…」と苦笑しながら、「お二人とは、久しぶりに一緒。何となく、古江さんと一緒の時はいいゴルフができているような気がする。きっと、リズムが合うのでしょうね。その力も生かして、いいプレーがしたい」。また、2年前の優勝時、話題を集めた、夢の中でアリヤ・ジュダヌガーンからプレゼントされたという、中尺のグリップを装着したパターを投入する。「距離感があう。葛城にはこのパターが一番合う、と思い込んでいる」と最善の準備を整えた。
ただし、浮かれるわけではない。「油断禁物。欲をかかないことです。試合は4日間、がまんしていればチャンスがくる。チャンスをしっかりモノにしたい」と自身へも言い聞かせた。葛城ゴルフ倶楽部の桜は、9分咲きといったところ。ディフェンディングチャンピオンを迎えるために、満開を待っていた。桜のメッセージをしっかりと受け止めているようだ。
(メディア管理部・中山 亜子)
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