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2021.4.8

プロ通算100試合 小祝が黄金世代最速

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第20戦『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン』(賞金総額1億円、優勝賞金 1,800万円)が4月9日、兵庫県・花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,390Yards/Par72)で開幕する。8日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

 プロ通算100試合。小祝さくらが今大会出場で、黄金世代一番乗りを果たす。「まだ、100なんだ。そんな感想です。毎週、試合が当たり前の感覚になっている。そういうわけではないでしょうけど、私はもっとプレーをしている気分でいます」と話した。

 そして、「コロナ禍でも試合があることはありがたいです。また、賞金があがっている試合がたくさんある。モチベーションになります」と各スポンサーへ感謝のメッセージを添えている。

 前週は4位タイ。今年は2勝をあげ、好調が続く。「第2日の18番。OBを叩いて、トリプルボギーが痛い。終わってみれば、3打差でした。あの日は特に後半、集中力が切れてしまって…。気合が入らず、ポーッとした感じでプレーしてしまった。1年を振り返ってみると、ああいうことがある。とにかく、集中力を切らさないでやらないといけません。1打が勝負を左右するわけですから」と、自戒を込めて語っている。それはそうだ。指摘した、18番、パーセーブをしていれば結果は違っていた可能性もある。

 賞金女王奪取を宣言しているだけに、シーズンをトータルで考えなければならない。今大会は3回目の出場。18年=予選落ち、19年=37位Tだった。「成績が良くないです。風が強く、今年も第2打の距離感が難しい」という。加えて、「きょうのプロアマ大会では、1Wとアイアンショットが右方向へ行って、あまり調子がいいとはいえません」。

 ただし、より多くの実戦で培った経験から、「同じラウンドでも、練習と試合はまったく違う。私は、練習で調子がいいと、試合で良かった記憶があまりありません。悪いことは、さっさと忘れるようにしている。そのせいか、試合前に調子がいいと大丈夫かなぁ、と逆に気掛かり…」と、気にする素振りはなかった。このあたりが全試合出場を掲げる、精神面の強さなのだろう。

 プロ100試合目の第1日は古江彩佳、西村優菜とのペアリング。「去年から、私が年長のペアリングがあります。そんな、年になったのかなぁ」。笑顔で22歳の春を語っていた。次週、15日は誕生日を迎える。節目の今回は3度目の正直となるか-。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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